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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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佐久間正英他「SAKUMA DROPS」


14年発表。本年(14年)1月に逝去された、元・四人囃子の佐久間正英氏の30年に渡るプロデュース・ワークの楽曲を纏めたコンピレーション・アルバムが発売された。メンツは正にこの30年のロック界の大物揃いで、GLAY,BOOWY、くるり、エレファント・カシマシ、氷室京介、黒夢、JUDY AND MARY・・と普段プログレ者が聞かない様なアーティストが目白押し(^_^;)。このジャンルの幅広さは、そのまま本人の音楽的見識の高さと、人柄を表しているのだろう。選曲は本人、病魔と闘いながらのプロデュース・ワークで、最後に本人の遺作『LAST DAYS』が収録されている。正に最後の一葉的な良質コンピ、この遺志を粛々と受け止めて、僕らは活動していかなければいけばせんねぇ(;_;)。
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キング・クリムゾン「ライブ・アット・ピアー ニューヨーク1982」




14年発表。コレクターズ・クラブ一般流通版第3弾は、82年のNYライブ。ディシプリン・クリムゾンはポリリズムへの接近とニューウエーブへの対応で、どれもレヴェルが高い。言い方を変えれば、どれも「人力リズム・マシーン」と云う高度な芸を毎回見せられている様で、割りとどれも同じで何枚か聴くと飽きて来る、と云う欠点も有る。公式ライブ盤『アブセント・ラヴァーズ』は一指乱れぬ演奏の大傑作なのだが、逆にこの2枚組があれば他のライブ盤はいらないか、と云う気もして来る。(ブルーフォードが時々変な叩き方をしてるのニヤニヤして聴く、と云う楽しみ方はあるが(^_^;)。)この辺りは、当時のクリムゾンの指向している音楽が好きか嫌いか、の問題もあって、人によって意見がわかれるだろう。今回は82年、セカンド『ビート』の発売直後なのでそこからの曲が多いのがメリットか。このコンセプト・アルバムも、もう少しユーモアがあっても良かったような気がするぞ。

キング・クリムゾン「ライブ・イン・フィラデルフィア 1996」

14年発表。96年のダブル・トリオ・クリムゾン、ツアーの最終公演のライブ盤。在りし日のオーネット・コールマンの編成に発想を得た、とか言われていたが、ブリューとブルーフォードの身体が丁度空いてるからまた使いたいし、さりとてガンとマステロットの愛弟子コンビも無碍には出来ないし・・と、そんな人事的なしがらみから決めちゃったダブル・トリオなんじゃなかろか、と妄想して見る。この時期のライブ盤、6人編成と云う事でリマスタリングでも分離がし難く、内容の濃い割にはごちゃごちゃした演奏が多い。結局、最初期の公式盤『ライブ・イン・アルゼンチン』が一番良い、と云う結果になる。録音の難しいタイプのバンドなのだ。同時期の6人イエスはみんな違う所弾いてるから、聴き取りやすいのにねぇ。このライブ盤も、全員演奏がこなれまくってひょいひょい凄い事やってるのだが、イマイチ団子になってしまって勿体無い。水準以上の演奏ではあるので、クリムゾン・マニアであれば、てな感じかね。

キング・クリムゾン「ライブ・イン・ミラノ 2003」



14年発表。従来はボックス・セット又はDGMのダウンロード販売のみだったクリムゾンのオフィシャル・ブートレグ・シリーズであるコレクターズ・クラブ、バラ売りで一般販売もする様になった。まずは4枚。80年代のディシプリン・クリムゾンが2枚、90年代のダブル・トリオ・クリムゾンが1枚、00年代のヌーヴォー・メタル・クリムゾンが1枚。もう音質の良い初期や『太陽と戦慄』の音源は残ってないのでしょうか。それでも元々音質の良いサウンドボード録音ばかりなので、まぁ値段に見合ったラインナップではある。03年のヌーヴォー・メタル期は余り人気が無く、公式では『エレクトリック』1枚持ってれば充分だと思うが、トレイ・ガン(b)、パット・マステロット(ds)の若手の頑張りもあり、バカテク・変態・プログレ・バンドとして見ればどのライブ盤も悪くない。これを聴いて見ると、いっその事ヴォーカルも新人でやった方が良かったんじゃないかなぁ。

スリボヴィッツ「バニ・アヘッド」


11年作。スリボヴィッツは伊ナポリの多国籍風ジャズ・ロック・バンドで、これはサード・アルバム。オザンナの後輩ですな。バルカン音楽+室内楽的なヴァイオリン+ディラン風ハーモニカ+モダン・ジャズ的なサックス=プログレの方程式。所謂フェイク・ワールド・ミュージックでもあり、サード・イアー・バンドばりのチャンバー・ミュージックでもあり、ギターラとサクセロが爆裂交差するカンタベリー・ジャズでもある。異なるジャンルの音楽的特性を交配させ、新種のジャンルを創造する意味では存在そのものが間違いなくプログレ。メンバー・チェンジが激しく、国内ではヒーリング・ミュージックにカテゴライズされる事も多く、イマイチプログ・ファンに人気が無いが、オザンナの同郷人だし、もう少し売れてくんないかな。

ジョン・カーペンター&シェリー・ウォーカー「エスケープ・フロム・L.A」


96年作。以前にスコア盤とインスパイアード・ソング盤の2枚がサントラで出ていたが、今回はスコアの拡大盤で74分フルで登場。なんかまだまだ未収録曲がありそうだなあ。ジョン・カーペンター監督の『ニューヨーク1997』の続編で、悪漢スネーク再び登場。前作と同じくLAの無法地帯で誘拐された大統領を救う為、保釈を条件に再び死地に向かう。ところが大作になったせいか、前作の緊密な構成は影を潜め展開がユルユル。サーフィンを使ったトンデモ追跡シーンやら無意味に長いバスケのシーンのため、あっさりバカ映画に分類される事も。しかし、この手のサントラの音楽は2作目で予算が増えるため、シンセ一発で作られていたメイン・テーマがバージョン・アップされやたらかっちょ良くなる事もしばしば。『ターミネーター2』しかり、『ファンタズム2』しかり。この作品も例に漏れず、唸るギター・アレンジのメイン・テーマ一曲でお釣りが来るよ(^_^;)。

アリーナ「ライブ2011-2012」



13年作。英国ポンプ・ロックのスーパー・バンド、別名「ポンプのエイジア(笑)」アリーナの最新ライブ盤が国内盤でも発売。現メンバーはイット・バイツのジョン・ミッチェル(g),ペンドラゴンのクライブ・ノーラン(Key,Synth)、マリリオンのミック・ポインター(ds)、ジョン・ジョーウィット(b)にポール・マンジィ(Vo)。内容はHR/HM寄りのハード・プログレ、極めて予定調和な作りだがその安定感を狙った作りであり、メンバーのテクニカルな飛び道具大会にせずに、あくまで曲を聞かせようとする姿勢は好感が持てる。まさに「3分間のプログレ」。元ネタがある曲も結構あるが、アンコールの『クライング・フォー・ヘルプⅦ』、これイントロがフロイドの『時のない世界』だよなぁ~。

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