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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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リック・ウェイクマン「1984 ライブ・アット・ハマースミス・オデオン1981」



14年発表。遅れていたがやっと出ましたウェイクマン発掘ライブCD+DVDシリーズ第2弾。タイトルがややこしいがジョージ・オーウェルの小説を基にしたスタジオ盤『デカダンス1984』の1981年のライブ盤。但し『地底探検』『アーサー王』『ヘンリー八世』の過去曲は新曲の合間合間に挟まれるので、あまりいつもと違う感じはしない。ウェイクマンがライナーに書いている様に、この頃はモロにプログレ不況の時代、メンバー間の人間関係も悪く、演奏にはベストを尽くしたが余り良い想い出は無いらしい。DVDは以前『ヴィデオ・ヴォルツ』で発売されたものと同内容、ビデオ映像をまんまDVDフォーマットに持って来てるだけで、画質の向上とかはされていない。あくまでオフィシャル・ブートレグとして解釈すべきもので、CDとDVD付きで日本円で約1000円位だから余り文句も言えないだろう。第3弾『ライブ・アット・エンパイア・プール』も予告されているので、8作全部バラで出すつもりなのか?
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ジョン・G・ペリー「シーバード」



94年作。元キャラバンのジョン・G・ペリー(Vo,b)のセカンド・ソロ。前作『サンセット・ウェイビング』が傑作として名高いが、こちらもなかなかの出来。プロデュースにルパート・ハイン(Keyも兼任)、参加メンバーにキャラバンの同僚ジェフ・リチャードソン(Viola,Flute)、ご存知クリムゾンのマイケル・ジャイルズ(ds)、モーリス・パート(per)、オザンナのエリオ・ダナ(sax),コンラード・ルスティッチ(g)、更にアレンジにペンギン・カフェのサイモン・ジェフズ。つまり「元キャラバンのメンバーのソロにクリムゾンとオザンナとブランドXが参加してティナ・ターナーのプロデューサーが纏めた」やたら豪華メンバーのアルバムと化している。内容はファーストと同じく架空の叔父を歌った牧歌的なコンセプト・アルバムで、英国プログが好きな人なら割と気にいるはず。1枚組40分弱は、敢えて云うとテーマの割には少し短いかな。

アラン・ブレッシング「ソングス・フロム・ザ・ビギニング」



07年作。元マグマ、エスカートンの仏ジャズ・ギタリスト、アラン・ブレッシングのファースト・ソロ・アルバムが再発。自らが影響を受けた英国のカンタベリー・ミュージック、プログ・ロックの名曲郡をアヴァン・ロック風に演奏したものだが、ゲストが凄い。ジョン・グリーブス(Vo)、故ヒュー・ホッパー(b、当時はまだ存命)、ジャン・ルック・ランズウィーダ(ds)等、カンタベリー第一世代及びマグマ関連の人材が目白押し。曲目もツェッペリン『カリフォルニア』、ザ・フー『ビハインド・ブルー・アイズ』、キング・クリムゾン『突破口』、ソフト・マシーン『スライトリー・オール・ザ・タイム』、他ヘンリー・カウ、ナショナル・ヘルス、ハットフィールド・アンド・ザ・ノース、エトセトラ。ふぅ・・・。最も原曲に近いのはかろうじてクリムゾン位で、他は全てアヴァンギャルドな演奏となっている。カンタベリー・マニア向けかしらん。

GPS「ウィンドウ・トゥ・ザ・ソウル」


06年作。オリジナル・エイジアを結成してしまったダウンズ以外のメンバー、ジョン・ペイン(Vo,b)、ガスリー・ゴーヴァン(g)、ジェイ・シェレン(ds)がスポックス・ビアードの奥本亮(Key,Synth)をゲストに迎えて作った唯一のアルバム。ハード・プログレの傑作として名高く、レーベルのインサイド・アウト社の06年のベスト・アルバムに選ばれてもいる。ゴーヴァンの超テクニカル・ギター、奥本のダウンズよりプログレ寄りのキーボード・ワークによって、80年代のマリリオン、イット・バイツ等の傑作と比べても遜色ない仕上がり。このままインサイド・アウト社と更に2枚のディールを交わし、オリジナル・エイジアと異なる次元での成功を収めるかと思われたが、まず奥本がギャランティーの問題で正規メンバーに昇格を拒否・脱退。次いでゴーヴァンもソロ活動(後に超絶技巧バンド、アリストクラットに発展)専念のため脱退。残されたペインとシェレンはバンド名を「エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペイン」に改名し、ライブ活動は増えたが逆に名称が災いしアルバムはレーベルとの契約を得られず、8年間の長い暗夜行路に入るのでありました(;_;)。

エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペイン「リコレクションズ」


14年作。ジョン・ペイン、8年ぶりのスタジオ盤である。しかも70年代クラシック・プログ、イエス、クリムゾン、EL&P、キャメル、ジェスロ・タル等のカバー・ヴァージョン・アルバム。セカンド・エイジアのエイジアFJP、現在完全新作の『アメリカーナ』を鋭意作成中との話なので、まずはプログ・ファンにアルバムがどの位売れるか安牌で様子見、と言うことだろう。ペインはウエットンに比べて「歌が下手」と云われているが、何も悪口を言う事は無く、本人が言う様にヴォーカリストとしてのタイプが違う人なのだろう。歌える曲と歌えない曲はあるが、ジャーニーがフェバリット・バンドだと公言している様に、ブルージーに歌い上げる曲だと割りとハマる。今回、この誹謗中傷に抗議するかの様に、「お帽子様」色んな声域に挑戰して頑張っております(^_^;)。しかし、90年代にELOパートⅡを蹴ってエイジアに入社したペインも、まさか20年後に自分が似た様なバンドをやってるとは思わなかったろうなぁ。

V.A「ジ・アメージング・ワールド・オブ・プログ」


13年発表。10~11年にイタリア本国で開催された、プログ・ロック・フェス第1~2回のベスト・テイクを収録した再編集盤。PFM、アルティ・エ・メスティエリ、ゴブリン、オザンナ、バンコ、バレット・ディ・ブロンゾ等イタリアン・プログの大物揃いの公演に英国プログ勢、スティーブ・ハケット、メル・コリンズ、デヴィッド・ジャクソン、リチャード・シンクレア、フォーカスのタイス・ヴァン・リア等が客演したトラックが中心に取り上げられている。英国・イタリア両方の新旧プログの名曲が矢継ぎ早に演奏されるのは最早圧巻と云うほかは無い。かなり無理をした演奏もあるが、このお祭り的な狂騒感を素直に楽しむのを吉とすべきだろう。フェスティヴァル自体は、かなり赤字だったらしく3回目の開催が未定になってしまったのは残念。

スティクス「ザ・グランド・イリュージョン・ライブ1977」



77年作。廉価版CDのロック・メロン・レーベルから、何故かスティクスのライブが発売。著作権不詳なのか?『大いなる幻影』期の上り調子の頃のライブで、FM放送音源なのか、録音は適度に荒い。当然トミー・ショウ(Vo,g)、デニス・デ・ヤング(Vo,Key)共に在籍。ハード・プログレ・バンドを脱却し、『レイディ』『ミス・アメリカ』『カム・セイル・アウェイ』等ヒット曲も順調に増え続け、徐々にメインストリームのポップ・ロックに接近して行く時期の為、プログ・ファン的にはイマイチ訴求力は薄いと思うが、同時期のボストンやジャーニーと比較しても演奏技術はピカイチであったので、この音の「ぶ厚さ」だけは聴いても損はしないと思う。80年代の発掘ライブは出ないのかいな。

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