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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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EL&P「恐怖の頭脳改革 40周年記念デラックス・エディション」


14年発表。♬ブレ~インサラダサージュリ♬のついに出ましたデラックス・エディション。CD2枚組+5.1chDVDオーディオの3枚組で、アナログLP付きのスペシャル・エディションも同時発売。EL&Pのデラックス・エディションとしては『エマーソン・レイク・アンド・パーマー』『タルカス』に続いて三作目。(あれ?『展覧会の絵』は?)担当エンジニアはスティーブ・ウィルソンから現クリムゾンのメンバー、ジャッコ・ジャグジグに変更。コーディネートも若干違っており、「2014年リマスター」は入っているが「2014年リミックス」は入っていない。CD2はファースト・ミックスを含んだ所謂「別テイク」が中心となった未発表曲集だが、過去にボートラ等で発表されたバージョンも多く、特に目新しい曲は入っていない。CD3にはFLAC形式のアルバムも入っており、今後はこの形式が主流となるか?これが売れるかどうかで『トリロジー』以降が出るかどうかが決まるので、プログ・ファンはもう持ってても絶対買いましょう(^_^;)。
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ダリル・ウェイ「チルドレン・オブ・ザ・コスモス」



14年作。元カーブド・エアーのダリル・ウェイ(Violin,Key)の新作ソロが発表。60~70年代の「プログレッシブ・ロック・エラ」へのリスペクトを込めた作品、と本人のライナーにあるが、非常に凡庸な曲がありきたりのアレンジで並ぶポップ・ロック・アルバム。プログレ、を期待すると痛い目を見る。言っては何だが、自分の作曲の才能を過信しているオールド・スクールなプログ系キーボーディストなんかが、しばしばこう云うアルバムを作ってしまう。作品の練り込みが足りなくて全て「出落ち」になってしまう訳で、どうもダリル・ウェイ、少し感覚がズレて来ているのではないか。これなら喧嘩しないで、新生カーブド・エアーにいた方が良かったのではないかねぇ。どうせならウルフの再結成とか希望したい。

グル・グル「生誕30周年記念祭」


06年作。ジャーマン・サイケデリック・プログの総本山、キャプテン・トリップ・レーベルからのスペシャル・アルバム、マニ・ノイマイヤー(ds,per)率いるキXガイ冗談バンド、グル・グルの本国での30周年記念ライブ。3枚組。おサイケなトリップ・ミュージックにバカテクなジャズ・ロックな演奏を追加、更に常人には理解不能なヘンテコ・コンセプトが主軸となり、正に好事家には堪らない、普通のプログ・ファンは別な意味でタマラない内容となっている。はっきり言って聴く人を選ぶバンドであり、間違ってハマっても責任は持てないよ。CD1は06年、30周年記念の「ベスト・ヒット・ライブ」、CD2はオリジナルのヴォーカリスト、アックス・ゲンリッヒと元CANのメンバーをゲストに交えての演奏、CD3は71年の未発表ライブ。ベスト盤が存在しない(作れない(;_;))タイプのバンドなので、この辺りから「アンソロジー」的に聴いて見るのが良策かも。

クラウス・シュルツ「ビッグ・イン・ジャパン」



10年作。独シンセ・ミュージックの巨匠、タンジェリン・ドリームの初期メンバー、クラウス・シュルツ唯一の日本公演のライブ盤。とにかくワーカホリック的に多作家、アルバム数は個人なのにタンジェリンに負けず劣らず膨大、未発表曲集は現在14集まで出ていて全て3枚組、ヴァーンフリード名義の覆面作品まである。小説家のスティーブン・キングがミュージシャンだったらこんな感じか?30分以上の長尺物が多いのに、「展開がダレない」所に定評があるのも似ているかも。このアルバムはCD2枚組+DVD1枚組。2時間以上のライブを完全収録、DVDでは、観客の反応を見ながら、シーケンサー等をコントロールする「動くシュルツ」が観れるのも割りと珍しい。クラウト・ロックの世界には他にもラ・デュッセルドルフ、ローデリウス等、電子音楽の最重要人物が多いが、この辺の大物から入って行くのが無難か。それにしても、テンションが高くて聴く方も疲れます(^_^;)。

PFM「セレブレーション・デイ~ライブ・アット・ローリング・ストーン・ミラノ2007」


07年発表。来日に合わせ、PFMの国内盤未発だったアルバムがSHM-CD形式で続々登場。まずはコレ。本国ミラノで行われた35週年記念ライブ。現地ではビート・バンド時代の曲、クリムゾンやジェスロ・タルのカヴァー等も演奏されたらしいが、このアルバムに収録されたのは35年に渡るPFM「オール・タイム・ベスト」ライブの部分。名曲も多く且つプログレ的で長い曲も多いし、どの曲を演奏するかはかなりアタマを悩ました様だが、『新月』『ハンスの馬車』『九月の情景』『セレブレーション』等の代表作は満遍なく収録されている。現在でも全盛期の複雑な楽曲を(サポート・メンバーがいるとは言え)、危なげなく演奏可能なのはやはり驚異だし、イタリアン・プログの帝王は老いてもやはり帝王と言うことか。個人的にはPFMの楽曲はオリーブ・オイルのかかり過ぎた料理の様でイマイチ好みでは無いのだが、イエスですらライブにバラつきの多い昨今、このパワフルさには脱帽せざるを得ない。近来稀なライブ盤の傑作。

マウロ・パガーニ「地中海の伝説/真夏の夜の夢」


12年発表。元PFMのマウロ・パガーニ(Key,Violin,Flute他)の名作ソロ・アルバム、廉価版の2in1で発売。むしろPFMのメンバー時より、この2枚、プログ・ファンの評価が高いのでは・・・。まずはファーストの『地中海の伝説』。音楽性を同じくするアレアのメンバーをバックに、イタリアン・ポップに流れるバルカン半島からの地中海音楽の血脈をある時はアカデミックに、ある時はシンボリックに解明したエスニック系プログの代表作。ヴァンゲリスの初期作品と同じく、あくまで軸足が「プログレッシブ・ロック」に置かれているのが傑作たる由縁。セカンドの『真夏の夜の夢』はシェークスピアの戯曲用の劇伴、と云うかコンセプト・アルバムとして聴かれる作品。やはり地中海音楽への傾倒が見られるが、より浮遊感がある音楽は人によってはファーストよりこなれてる、と言った感想が出るかも。イタリアン・プログの必聴盤。

リック・ウェイクマン「ミッシング・ハーフ」


02年発表。過去発のウェイクマンのボックス・セット『トレジャー・チェスト』のバラ売りシリーズ、何故か一枚だけ再発。ウェイクマンの発掘音源シリーズは「何かその辺にあるのを取り敢えず、纏めた」みたいな雑さが指摘されているのだが、この作品も例外ではない。『地底探検』録音時のライブでは第2部で『ヘンリー8世~』関連曲が演奏されたが、このCDの前半がソレ。故にタイトルが『ミッシング・ハーフ』な訳だが、音質は余り良くない。プラス『地底探検』のデヴィッド・ヘミングスのナレーションの没バージョンが数種類、プラス『アーサー王~』のデモ・バージョンが2曲。ある意味レアには違いないが、これ、本来なら『地底探検』のスペシャル・エディションか何かにボーナス・ディスクで付いて来る様な内容で、単体商品としては弱いよなぁ。この辺も含めてミュージシャンの個性と許せるかどうかで、ウェイクマンの評価、人によってだいぶ違う様な気がします。

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