17年発表。スティーブ・ハウ(g)は、旧作のソロ・アルバムをよく2in1で再発しているが、今回は変わった切り口で再発。米リラティヴィティ・レーベルから出した2枚を2in1で。91年作『タービュランス』と93年作『大いなる陰謀』。『タービュランス』はギター・インスト・アルバム。本来は3枚目のソロ・アルバムとしてGTR時に完成していたが、諸事情によりお蔵入り。その後ABWHが割りと売れた事により、無事発売となった。本来は過去のお蔵入りアルバムであったため、数曲のフレーズがABWHで再利用されている。ビル・ブルーフォード(ds)、GTRのナイジェル・グロッカー(ds)、ビリー・キャリー(Key)参加。『大いなる陰謀』は何とヴォーカル・アルバム。ハウ、そんなにヴォーカルは上手い人ではないのだが、後のレメディでも割りと勇猛果敢に歌ってますね(笑)。下手では無くて、曲の割りには声量が細いのだが・・・。トゥモロウの盟友、キース・ウエストがバッキングでハウのヴォーカルを補強してます。意外とウェイクマンの次くらいにソロを連発しているスティーブ・ハウ,どれも一定の水準作なので、お勧めです。
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