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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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リック・ウエイクマン「ナイト・ミュージック」

 
14年発表。ゴンゾ・マルチメディア社のCD/DVDコンボの、ウエイクマン発掘ライブ・シリーズ、第5弾が発売。80年代初頭、英国のTV番組「ナイト・ミュージック」に出演したときのもの。貴方と夜と音楽と、みたいなコンセプトの番組で、ウエイクマンも比較的静謐なレパートリーを演奏。『シーホーシーズ』『ゴーン・バット・ノット・フォーガットン』等、やはりピアノ・ソロの曲が雰囲気もあってかなり良い。他にはバンド形式で『地底探検』『ゴール!』等のお馴染みさんな所を演奏。予算があったのか、『ベッドタイム・ストーリーズ』では子供の合唱が入り、子供好きのリック、楽しそうである。元々演出のしっかりしたTV番組なので、40数分一気に観れて、飽きさせない。このシリーズの中では割りと高得点な一作。順当であれば、ラストもう一作発売される筈だが・・・?
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アラン・ハワース「ハロウィン6・最後の戦い」


95年作。作曲家、ハワース自身のレーベルからサントラ完全版、2枚組での登場。これでシリーズ初期のサントラは全て完全版が出た事になる。姪のジェイミーを『4』から執拗に狙う殺人鬼マイケル、マイケルの不死のパワーを手に入れようとする悪魔崇拝の教団、『1』から出てるマイケルの好敵手、ルーミス医師。ジェイミーの娘の赤ん坊まで巻き込んで、三つ巴の戦いが始まる。『ローズマリーの赤ちゃん』+『哭きの竜』の様な超展開。マイケル、お前の運ワシにくれやぁ~。それでも見せ場、見せ場を繋げてスピーディーに話が展開するので、出来はそんなに悪くない。演じているドナルド・プレザンスが本当に死んでしまったので、ルーミス医師は今回でレギュラー降板。次作『ハロウィンH20』ではまたとんでもない展開が待っている。ハワースの全編ポリシンセのスコアは、ツボを抑えていて快調。ホラー映画にはシンセ・スコアと云う時代の、最後の世代の一枚かも知れない。

タンジェリン・ドリーム「フェードラ・フェアウェル・ツアー2014~ザ・コンサート」


14年作。季刊タンジェリンの新作はライブ盤。相変わらずよく出しますな。このところ、ライブ盤はコンサートの完全収録版が多かったタンジェリンだが、今回はヨーロッパ縦断ツアーからのベスト選曲。ソールドアウトもここかしこに見られ、欧州でのタンジェリンの人気はクラシック・ロック・ファンを中心に依然衰えてないらしい。タイトルは『フェードラ』のライブ演奏は最後、と云う意味で別段解散するとかそう言う訳ではないらしい。現在のバンドはアコースティックな管楽器も混じえ見せる「ライブ・バンド」としてはこれ迄に無い程充実しており、解散なんてとんでもない、と云った所か。3枚組、『フェードラ』は当然として『恐怖の報酬2014』『シャンドラ』等今年の新曲もバンバン演奏、この現役感は無視できないものがある。初回版はびっくりする位豪華なツアー仕様のパンフレット付き。

シルヴィアン&フリップ「ダメージ」



94年作。シルヴィアン&フリップ、唯一の公式ライブ盤、ロンドン公演最終日を収録。前述のデュオ・アルバム以外にもJAPANの曲等も演奏。バック・バンドにトニー・レヴィン(b)、パット・マステロット(ds)の布陣で、ますます「クリムゾンっぽい」演奏になっている。シルヴィアンの趣味なのか、スタジオ盤以上にエスニックなリズムを強調、アヴァン・ロック的な展開にも拘らず、観客のノリは悪くない。が、しかし個性的な音楽性ではあるがシルヴィアン&フリップ、両者のファンが当時求めていたものとは違う「製品」であった事もまた確かであり、二人のネーム・バリューの割りにビジネスとしては低迷、このデュオは1枚のみで終わってしまうのが残念。初発売時はフリップのミックス、今回発売のものはシルヴィアンのミックスで若干ライトな質感の音質に変更、また曲目も一部差し替えがある。

シルヴィアン&フリップ「ザ・ファースト・デイ」


93年作。クリムゾンの再結成ツアーに合わせてか、ロバート・フリップ(g)の関連作が続々再発。まずは90年代からシルヴィアン&フリップ。元JAPANのデヴィッド・シルヴィアン(Vo,g)のソロ・アルバムに全面協力し、相変わらず少しアタマ尖ったミュージシャンとは直ぐに意気投合してしまうフリップ、90,Sクリムゾンの再結成時にヴォーカルとして最初にシルヴィアンに声を掛けたが首を縦に振らず、それならデュオ・アルバムで・・となったらしい。ミニマル・ミュージックの民族音楽的な解釈、エスノ・テクノに静謐なシルヴィアンの歌声が絡み・・と云う印象。環境音楽的でありながらもポップ、と云う不思議なアルバムで、勿論後のダブル・トリオ・クリムゾンとは全く違う音楽性、もしもシルヴィアンがウンと言っていたらその後のクリムゾンはどうなっていたか、妄想してみるのも悪くない。と云うか、面子から考えてこれクリムゾンにカウントしちゃっても良かったんでないかい?

ゴブリン「ビヨンド・ザ・ダークネス」


14年発表。チェリー・レッド・レーベルから後期ゴブリン、77年~01年のサントラ作品のベスト盤が登場。と云う事は、後期のボックス・セットの発売は無しか・・?メンバーが流動的であり、ファビオ・ピニャッテリ(b)、アゴスティーノ・マランゴロ(ds)のみがオリジナル・メンバー、ほぼサントラ仕事人としてのみ活動していた時期(1枚だけ歌物アルバムがある)。イマイチ人気が無い頃なので、スポットライトが当たるのは嬉しいのだが・・。元となったサウンドトラック・アルバムは『ビヨンド・ザ・ダークネス~屍肉の愛』『ヘロイン・バスターズ』『パトリック』『アンチギャングスターズ』『抱いて』『エイリアンドローム』『スパイ・コネクション』『フェノミナ』『デモンズ3』『スリーブレス』ふう・・・^^;ホラー以外にも色々なジャンル・ムーヴィーも器用にこなしていた時期、今回ライナーに初めて公式にそれぞれの曲のパーソネルが掲載され、このメンバーの出たり入ったりの乱脈ぶりを眺めて頭くらくらするのも一興。未CD化の『セント・へレンズ』もそろそろ出して下さい。

イエス「ソングス・フロム・ツォンガス」


04年作。以前にDVDで出ていた「35周年記念コンサート」、ブルーレイ等での再発に合わせCD版の初登場。3枚組。メンバーはリック・ウェイクマン復帰時の所謂「フル・サークル」メンバー。同じメンツでは前年の『ライブ・アット・モントルー』が既発だが、こちらの方が収録曲も多いし、ツアー・バンドとして演奏もこなれている。『同志』『シベリアン・カートゥル』『スターシップ・トゥルーパー』等歴代の代表曲も総決算の形で演奏、敢えて『ラウンドアバウト』『ロンリー・ハート』はアコースティックで演奏などのサプライズもある。録音が若干粗い等の欠点もあるが、ウェイクマンとハウ、二人の花形役者を揃えた競演はゴージャス感もあり、当時の「プログ・ロック」バンドのコンサートとしては演奏・内容ともピカイチか。恐らくこのメンツはもうこの先も揃わないと思うので、貴重である。来日記念盤だよね、コレ。

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プログレは楽しい。プログレは、音楽ジャンルではなく、新たな人生の思考法だ(=^・・^=)

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