ジョン・ウェットン「ノーマンズ・ランド」(J.W追悼)|残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

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しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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ジョン・ウェットン「ノーマンズ・ランド」(J.W追悼)


99年作。ウェットンのソロ時代の公式ライブ盤はかつては「またかよ」と言われる位発売されており、エイジア脱退~ウェットン・ダウンズ結成、迄のソロ・ライブ盤は今数えたら、出しも出したり16枚。(2枚組も1枚換算、共演盤は除く)強いて理由を言えば当時クリムゾンもブート対策で膨大なアーカイブ作品を出し始めており、それに倣った、という見方も出来る。しかし内容は雑なオーディエンス録音から分離のはっきりした公式ライン録音まで、玉石混交。買って聴くまで判らない。殆どの発売元が悪名高い「何でも出しちゃうヴォイスプリント社」だった事もあり、はっきり言ってウェットンの低迷期とされるのもこの乱発が一因。しかし、この時期は律儀にスタジオ盤も発表し続けており、ライブでも積極的にイット・バイツ等の若手プログ・メンバーを起用。それも内容が悪くはないのがこの人の困っちゃう所でもあったんだよなぁ。その中での「この一枚」を上げるとしたらこの99年欧州ツアーからのライブ。音質もライン録音で良く、内容もウェットンのキャリアのヒット・パレードの趣きがあり悪くない。思えば、「またかよ」と言いつつ苦笑いで新譜をコンスタントに拝めていたこの時代、今なら幸福と言えるかもしれない。キミタチサイコダヨ。
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