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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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パトリック・モラーツ「ピアニッシモラーツ」


パトリック・モラーツが最近、アルバムを連発している。今年に入ってからも、87年ライブの「ライブ・アット・アビーロード」、ビル・ブラフォードと共演した「ライブ・アット・メリーランド」、そして本作。ウェイクマンに対抗か?流麗なソロ・ピアノ集で、これはこれで良いのだが、アコースティックばっかである。初期のソロみたいに、コンセプト・アルバムを作ったり、南米音楽を取り入れたりと、たまにはロックっぽいアルバムも作って欲しいなぁ。予算が無いのかしら。後は「プレデター」のボツスコアとか、「W」の音楽とか、サントラ仕事もエマーソンみたいに3枚組で出して欲しいけど、この辺も無理かな?
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スクアケット「ア・ライフ・ウイズイン・ザ・デイ」


元ジェネシスのスティーブ・ハケット(g)と、イエスのクリス・スクワイア(b)によるユニット、1作目がようやく発売された。二人共、プログレ周辺で長年現役なだけあって、会心の出来。内容は9曲とも、よくサウンド・メイキングの錬られた歌物プログ・ロック。当然ギター・ソロもベース・ソロもたっぷり。スクワイアは、以前のコンスピラシーやザ・シンにしろ、脇に回った方が光る。根っからのサポート体質なのか?リズム・セクションの相棒のアラン・ホワイト(ds)も、トニー・レヴィンと組んだインスト・アルバムを出しているし、今年はイエスの面々のソロはなかなか面白いのが揃っている。日本盤も出るみたいだよ。

アトール「オーシャン」


昔ヒップだったバンドが再結成、新譜も出してライブもやったので見に行ったらアタタタタ、てな事は割りとよくある話だと思う。プログレ系は演奏技術のしっかりした人が多いので、あまり事例はないのだが・・・ごく、たま~には、ある。フランスのプログレ・バンド、アトールは70年代に4枚のアルバムを発表し、2nd「夢魔」「サード・アルバム」は傑作、と言われている。ところが4th「ロック・パズル」でいきなりポップ方面に転向、顰蹙を買って解散。ほんで、90年代の再結成ブームに乗って、ギターのクリスチャン・ベアを中心として作られたのがこれ。うーん・・・・これ、プログレか?よしんばポップな方向性を狙ったとしても、曲が良くない。要するに中途半端なのだ。これで落胆するようではイタリアの再結成バンドなんて聴けない、と云う噂もあるが、良いのがジャケットだけ、てのも辛いところである。これで終わりかと思いきや、この後何かゴタゴタし、新人メンバーで「大地の轟き」と云うアルバムを出すが、これが更に酷い (T_T)。新人の演奏力がおぼつかなく、プログレどころかよくCDで出したものだと云う気がする。レア盤と云う事で中古でも結構良い値段が付いてたりするが、アトールのコンプを目指してる人以外はちょっと・・・かな。

スノーウィ・ホワイト「ゴールドトップ」


世界で一番デヴィッド・ギルモアの代役を務めているギタリスト、スノーウィ・ホワイト。もちろん芸名。やはりピンク・フロイドのツアーによく出て来るアンディ・フェザー・ロウと同じく、80年代からブルースを基調とした、いぶし銀のギタリストとしてソロ活動を始めており、むしろこっちが表芸。初期のフュージョンっぽいアルバムから「ブルース・エージェンシー」を結成しブルースに開眼、その後あれこれあって現在も「ブルース・プロジェクト」にてリーダーを務めている。エリック・クラプトンほどメジャーではないが、クリス・レアーより売れている、と云う立ち位置だろうか。このアルバムはその本業から少し離れ、セッション・ギタリストとしての活躍をコンピレーションしたもの。レアもんとしてはフロイドの「翼を持った豚」のパート1とパート2の合体バージョンが、初めて公式CD化されている所だろうか。他にも珍しいバンドの曲が入っていて、この人の器用さが判る、職務経歴書のようなアルバム。中古で出てたら買いだ。

キング・クリムゾン「プロジェクト」


このプロジェクト1~4と云う代物、これに費やしたクリムゾンの2年間とは、一体何だったんだろう?次世代クリムゾンの研究と開発、と云うお題目が付いているが、実際はメンバー6人がスケジュール、またはギャランティーの問題で揃わず、仕方なく、その時参加出来る順列組み合わせで、「公開リハーサル」をライブでやっただけではないか。「インプロビゼーション」とは便利な言葉では、ある。それにどうも次作の「コンストラクション・オブ・ライト」の内容と、この「プロジェクト」の内容が、よく繋がらない。アーティストの中では整合性が取れているのかも知れないが、むしろプロジェクトX→その後のヌーヴォ・メタルのアルバムと繋げた方が、音楽性の変化は自然である。「コンストラクション~」は、少し気になるアルバムなので、その内書くが、どうもこの辺りから、クリムゾンの音楽に「脇の甘さ」が現れているような気がする。但し演奏内容は、一連のフリッパートロニクスのアルバムより、力の入った音像となっており、その辺りは腐ってもクリムゾンと云った所である。マイルス・デイビスの「セラー・ドア・セッションズ」辺りの狂騒感を、目指したのか?

アモン・デュールⅡ「野ねずみマニア」


70年代のジャーマン・ロックは、音的に云うとハード・ロック、サイケデリック・ロックに分類されるべきだと思うのだが、実験色が強く、方法論的にはプログレ、とも言えるので、プログレの亜種、違った進化をしたもの、と言えるかもしれない。カン、タンジェリン・ドリーム辺りが人気だと思うのだが、このアモン・デュールⅡ辺りも捨てがたい。けしてテクニカルな演奏ではないのだが、独特のサイケな浮遊感があって、一度ハマるとなかなか抜けられない。これは初期のシングル・コレクションで、比較的とっつきやすい曲が並んでいる。ベストではないけれど、入門編CDとしてお薦め。また来日して欲しい(^_^;)。

クイーン「フラッシュ・ゴードン」


クイーンはプログレである。特徴的なコーラス、幻想的な歌詞(初期だけだが)、テクニカルな演奏、コンセプト・アルバムも長尺の曲もある。80年代はポップになったが、それは他のバンドより少し早かっただけの事。これがプログレでなくて何だと云うのだ。まぁ「ジャズ」や「オペラ座の夜」とかここで出して来ると良いのだが、何故か不人気NO.1の「フラッシュ・ゴードン」。いや、たまたま中古で買ったのがこれなんだけどね。サントラと云う事で、ボーカル物が2曲しかないってのがその理由だが、なぁに、「コンセプト・アルバム」として想像力で補ってしまえば良いのだ。♬ダンダンダン・・・フラッシュ!!アァ~。♬うぅ、やたらめったらかっちょいい。エンディングの「ヒーロー」も、名曲。ハワード・ブレイクの追加曲が入ったサントラCDも、探せばあるよ。

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