68年作。クレージーキャッツの名曲「新五万節」、アレ、曲間で谷啓さんがいきなり持ちネタの、「♫ガチョーン」「♫びろ~ん」「♫ムヒョーン」と叫びだす所があり、何度聴いてもそこで吹いてしまう(^_^;)。ところが『コンプリート・シングルス』に所謂別テイクが入ってるのだが、これが何故か面白くない(;_;)。全く同じ事をやっているのに。タイミングとか勢いの問題とか、色々理屈を付ける事は出来るが後付けに過ぎず、結局「コレはこういうモノだから」としか言い様が無いのである。
このCDは前述のアルバムとクリムゾン誕生までの間のデモ・テイクを収録した、云わば発掘盤。イアン・マクドナルド(Vo,Fl)、恋人のジュディ・ダイブル(Vo)も加盟し、「風に語りて」や、初期ライブの定番曲「ドロップ・イン」(「レターズ」の原曲)も演っている。しかし、それでもクリムゾンではないのである。質感が決定的に違う。これは上手く説明出来ず、やはり「こういうモノだから」としか言い様が無い。この辺りが分析出来ない所に、クリムゾン・ミュージックの正体があると思うのだが・・・・。♫演ったライブが5万回~♫