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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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ピンク・フロイド「フィルミング・ワークス・アーカイブ Vol 1~3」


13年発行。ピンク・フロイド関係のブートレグは、マニアの数が多いせいか、時々とんでもないブツが出て来るが、今回、フロイドの仏ファン・クラブ「Embryo」が作成したこのCDーRはスゲェ(*_*)。フロイドが関係した映画用のサウンドトラックの曲「全部」。当然公式盤として発表された曲は、もうみんな持ってるだろうから、未収録曲ばっかり。Vol.1~3までで6枚組。Vol.1が『愛と幻想の一夜』『ザ・コミティー』、『モア』『砂丘』のアウトテイク。Vol.2が『ザ・ボディー』『ライブ・アット・ポンペイ』のラジオCM、『雲の影』アウトテイク、『マグリット』『風が吹くとき』『ホワイト・アイズ~隠れた狂気』。Vol.3は『道~パン・アメリカーナ』『ルビー・テイクス・ア・トリップ』『ジ・アート・オブ・トリッピング』『ザ・カラー・オブ・インフィニティ』『海の上のピアニスト』。ふう・・・大労作と言うか、これ、公式盤でBOX化出来ないものか。厳密に言うと『砂丘』はここに収録されている以外に、まだCD2枚組分位アウトテイクがあるのだが、それは別なブートレグで出ているし、曲の断片みたいなのが多いので、余程のフロイド・フリークでもないとお薦め出来ない。文学全集だったら別巻1~3になるべき作品。
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フォーカス「ベスト・オブ Vol.2」


11年発売。蘭フォーカスのベストは、94年にCD『悪魔の呪文~ベスト・オブ・フォーカス』が出ていて、これが80分、「悪魔の呪文」「シルヴィア」「フォーカスⅢ」等が入っていて、代表曲はほぼ網羅、ファンでなければこれ1枚あれば良いかな、と云う出来。ところが2011年、いきなりベスト盤の第2弾が発表された。これが所謂「B面コレクション」的で、ヒット曲は入ってないが、隠れた名曲集と云う感じでなかなか面白い。「フォーカス(歌入り)」「ムーヴィング・ウエイブス」「ブラック・ビューティ」等、地味だが構成の光る選曲がされていて、ある意味フュージョン・バンドとしての一面が強調されている。「悪魔の呪文」「シルヴィア」は、ライブ・バージョンにて収録。聴いた後にまたオリジナル・アルバムが聴きたくなる、こんなベストもあって良いかな、の一枚。

Shade「アトラク=ナクア」


97年作。「エロゲー文化研究概論」(宮本直毅・著/総合科学出版)が発売された。国内の18禁ゲームの黎明期から現在までを論じたもので、この手のものはサブカル好きでも眉を顰めるジャンルなのか、一冊にまとまった「まともな」資料がなかなか出なかった。この辺、昔のプログレやホラーを見る様で、何となく他人事とは思えない。出版社の英断を評価したい。ところで、この手のゲームのBGMは低予算でキーボードやシンセ一発で作られている事が多く、プログレとしての親和性が割りと高い。特に忘れ難いのがこのアリスソフト社の『アトラク=ナクア』。現代に蘇った女郎蜘蛛の比良坂初音は、お嬢様学校に女生徒として潜り込み、男は体液を啜る餌として喰らい、女は性奴隷にして学園に君臨して行く・・・!ゴシック・ホラー調のBGMは同時期の海外のホラー映画と比べても出色の出来。サントラのみの発売は無いが、CD-ROM媒体の為、元のゲームのメディアから直接リッピング出来る。また、CD『アリスボーカルコレクション(2010年)』にメイン・テーマに歌詞を付けた2曲が収録されている。ジャケ絵も初音お姉様だし。

デヴィッド・フォスター「オープン・ロード」


04年作。AORの名プロデューサーの方では無く、同名の初期イエス関連のお方。ジョン・アンダーソンと一緒にウォリアーズに在籍、その後トニー・ケイと共にバジャーで活躍。2nd収録の「時間と言葉」の作曲者でもある。担当はベースとヴォーカル。クリス・スクワイアと同じく、この人も声質はジョン・アンダーソンに酷似しているので、野球だったらイエスの2軍で活躍したかも知れない。これは久々のソロ・アルバムで、プログレと云うよりも出来の良いフォーク・ロックと云う感じ。「時間と言葉」も再演しているが、声の良さを生かしイエスよりも癖のない、伸びやかなバージョンになっている。クリムゾンのリチャード・パーマー・ジェームズみたいに、作曲家としてイエスと関わっていたら、ちょっと違った人生だったかも知れないねぇ。

マイク・オールドフィールド「チューブラー・ビーツ」


13年作。あれ、まだこういうの出てなかったかなぁ?ご存知『チューブラー・ベルズ』他、過去作のリミックス集。「ムーンライト・シャドウ」や、「ギルティ」、「トゥ・フランス」等のポップな短めの曲のリミックスも網羅している。プログレの大物でテクノ・リミックスが流行ったのはもうかれこれ10年位前であり、証文の出し遅れ感があると云うか、なんつーか・・・まぁ、その辺を気にしないのもマイク・オールドフィールドらしい。別バージョンだけの入ったベスト盤、と考えれば楽しく聴ける。「オマドーン」なんかもやってるよ。

ザ・ホーク・フェアリーズ「パープルヘイズ・ライブ」


96年作。ホークウィンドのデイブ・ブロック(Vo、g)にピンク・フェアリーズのトゥインク’(ds)が合体、ホウクローズのメンバーをバックに演奏する双頭サイケデリック・プログ・バンドのライブ盤。パープル・ヘイズ・クラブでの、95年の演奏を収録。選曲はホークウィンド側の楽曲が多く、ピンク・フェアリーズ側の曲が多い場合はピンク・ウインドの名前で活動していたらしい。正直言ってお祭りバンドであり、ホークウィンド本体のライブの方が出来は良いと思うが、ノリは良いのでかなり救われている。やっぱり演ってる『パープル・ヘイズ』。オザンナもタンジェリン・ドリームもライブで演ってるので、この時代のミュージシャンには共通言語みたいなもんなのかねぇ。

デニー・ジェラルド「不吉な朝」


70年作。元ウォーム・サウンドのデニー・ジェラルド(vo,g)唯一のソロ・アルバム。ダウナー系のアングラ・フォークな人で、曲調もメロディーが良く、静謐な雰囲気のボーカルを披露しているのだが、バック・バンドが一部で人気のハイタイドのメンバー(笑)。同じサイケデリック系と云う人選なのだろうけど、爆音ギターとキXガイヴァイオリンを擁するこのバンド、躁病と鬱病の患者を一緒に閉じ込めた様な、個性的なアルバムが出来上がりました。如何にも70年代調の、美しいフォーク・ソングのバックに流れる、喧嘩を売ってるアシッドでラウドな演奏。「蠱毒」と云う単語が浮かぶのは私だけ?ブリティッシュ・ロックが何でもありの時代に生まれた、フランケンシュタインの如き名作。

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