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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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マグネティック・サウンド・マシーン「ザ・スノー・グース」


13年作。先日発表された、キャメルの再録音版『スノー・グース』はかなり好評で、特に難病から復帰したアンディ・ラティマー(g,flute)のギター・ワークの好調振りを、ラストの『グレイト・マーシュ』のストーリー性と絡めて賞賛している人も多い。で、そんな時にこんなん出て来ました、イタリアの若手シンフォニック・プログ・バンドによる『スノー・グース』の完コピ版。演奏は72年版のオリジナルにほぼ忠実であり、相違点はポール・ギャリコの原作のイタリア語による朗読が入っている事。さすがに再録音盤の背負っているものと比べると色々霞むが(^_^;)、ここは素直にリスペクトっぷりを認め、クラシックなんかのオーケストラの異なるヴァージョン、として楽しむのが吉。でも朗読がイタリア語だから、何言ってるかよく判んないんだよね。
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リック・ウェイクマン「ライブ・アット・モールテイングス1976」


13年発売。ウェイクマン御大の76年の発掘ライブ、CD+DVDの2枚組で登場。以前に『ゴンゾマルチメディア社より、『ビデオ・ヴォルツ』として発売されていた6枚組DVDの中の一枚をCDをくっつけて単品販売したもの。とは言え、演奏内容・音質、そんなに悪くない。(DVDの画質はまぁまぁ。)5枚目のソロ『神秘への旅路』を発表した頃なので、まだまだノって人気もある時代、ウェイクマン・バンドのイングリッシュ・ロック・アンサンブルの演奏はやや落ちるが、座長のウェイクマンのキーボード・ワークを魅せるバンド、と考えれば上出来のレベル。彼らがプログレ・バンドとして面白くなって来るのは90年台以降、プログレを聴いて育ったポンプ・ロック勢の若手が加入し始めてからで、次回はこの辺も同じフォーマットで出して欲しい。ゴンゾはウェイクマンのBOXセット『トレジャー・チェスト』を後にバラ売りした過去もあるので、これも続刊か?

フォーカス「イン・コンサート1973」


13年発売。仏オン・ジ・エアー・レーベルの、ラジオ音源ライブ・シリーズ第3弾。今回はフォーカス。タイス・ヴァン・リア(Key,Flute)とヤン・アッカーマン(g)が揃っている全盛期のライブで、なかなか美味しい所を出して来た。曲目はセカンド、サード辺りの知名度の有るナンバーが多く、観客のノリも『ライブ・アット・レインボー』に負けてはいない。『悪魔の呪文』の狂いっぷりは既存盤以上かも。6曲が73年の仏パリス・シアター、4曲が72年のロンドン、TV用の収録。と云う事はこのシリーズ、全部映像もあるのか?DVDとのカップリング版を後で出して、2重売りしないでね。

タンジェリン・ドリーム「ブースターⅥ」


13年発売。年鑑タンジェリン・ドリーム、今年も無事発売。近年の作品からのベスト盤的コンピレーションもこれで6枚目。フローゼも今年70歳、まだまだ躍進する(株)タンジェリン・ドリーム。何故かジャケットやライナーノートの何処にも書いてないが、今回は新曲が多くて10曲も。『シーズン・オブ・ザ・バード』『ヴェルヴェット・メレディアン』『ドリームキャッチャー』『アゴニー・オブ・サスペンス』『恐怖の報酬のテーマ2013』『クリスタル・シップ』『デンジャラス・マイル』『橋頭堡54・2013』『マラケシュ2013』『プア・エスト・ノビウス』ふぅ・・・(^_^;)。今回は80年代のリメイクも交えて、ややエレクトロニカ寄りの楽曲が選ばれている。元気だなぁ。来年も出すのかね?

タンジェリン・ドリーム「フランツ・カフカ~城」


13年作。タンジェリンが世界の幻想文学をコンセプト・アルバム化するソニック・ポエム・シリーズ第3弾。今回はフランツ・カフカの『城』。カフカの未完の長編だが、主人公・Kと城の使用人バーナバス、ヴェストヴェスト伯爵の謎の「城」の物語は他の『失踪者』『審判』よりも人気があり、幾度と無く舞台化、映画化されている。また、モチーフがゴシック的な怪奇映画の幾つかにかなり影響も与えている、この辺が好きな人は一度は読んどいた方が良い名作。タンジェリンはアンビエント系の作曲に原作の場面を対応させ、タンジェリン音楽による映画『城』のサントラ、と想像を逞しくして聴くのも良いかも知れない。ドイツ文学のプログレ化は『ファウスト』を除いて余り無く、この選定は流石同国人、と言ったところ。ノヴァリスが現役だったら、似た様なアルバムを出してたかも知れないね。

イエス「スタジオ・アルバムス 1969~1987」


13年発売。ついに出てしまった、イエス、アトランティック期の「全部入りBOX」。最近国内盤で¥39,800.-円のSA-CDボックスが出たばかりだと言うのに(^_^;)。某所で¥3,800円程度で、殆ど1割の値段である。良いのだろうか・・・。内容は通常のCDで、04年にライノから発売されたリマスター版のセット。ボーナス・トラック入り。同時期のライブ盤3枚や『クラシック・イエス』『イエスタデイズ』等のコンピレーションは、この時別契約となり、別途発売されている。何せ69年のファーストから87年の『ビッグ・ジェネレーター』まで全12枚入り、イエスのリマスターは何度か実施され、音楽の性格上どれがベストかはファンに因って異なるが、ライノのリマスタリングは音の分離をクリアにした、アナログと聴き比べても遜色ない優しい音となっている。何れにせよイエスのバンドとして美味しい時期がぎっしり詰まってこの価格、近年最もお得感のあるプログ系のコンピレーションだねぇ・・。とりあえず全部持ってても買っとけって感じっす。

ロバート・ワイアット「68」


68年作。キュニフォーム・レーベルから、ロバート・ワイアット(Vo,ds)の68年のデモ音源のコンピレーションが発表。発表済みが2曲、今回初登場音源が2曲。1曲目『チェルシー』は初登場、ホッパー、ラトリッジが参加しているので、事実上2nd時のソフト・マシーンの演奏のお蔵出し。2曲目の『リブミック・メロディーズ』はやはりマシーンの2ndの組曲のデモ・バージョン。但しこちらの方が、サウンド・コラージュも含め、「なんか変なことやってやろーぜ」感が半端ない。3曲目『スロー・ウォーキン・トーク』はジミ・ヘンドリックスがベースのバージョンだが、ジミヘン本人のアンソロジーで発表済みのテイク。4曲目『ムーン・イン・ジューン』は3rdで発表されるマシーンの代表曲。これもライブ盤『バックワーズ』と同テイク。と云う訳で、今回発見したテイクだけだと尺が足りないので、既発の珍しいモンも入れました、と云った感じだが、音質は時代を考えれば悪くない。初期マシーンのファン向けですかねぇ。

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