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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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スティーブ・ハケット「ジェネシス・リヴィジテッドⅡ」


2012年作。スティーブ・ハケット(Vo,g)の、ジェネシス・カヴァー集、第2弾が発売された。
2枚組、参加メンバー総勢50名近くの超大作。またまたジョン・ウエットンや元イット・バイツのフランシス・ダナリー、21センチュリー・シゾイド・バンドのジャッコ・ジャグジグ等もボーカルで参加。前作が原曲のハケット流アレンジ、と云う感じで割りと凝った内容だったが、今回はジェネシスの代表曲が選定され、あえて捻らずに、完コピに近い演奏になっている。ハケット自身もかなり前面に出て来て、ギタリストとしてぐいぐい引っ張って行き、勢いがある。近年のハケットは、かつてのスランプが嘘のように快作を発表し続けているので、このまま走り続けて欲しい。ハケットのサイトにオーダーすると、サイン入りのCDが貰えるよ。
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フォーカス「フォーカスX」


2012年作。X、てことはもう10枚目か・・・オランダの老舗バンド、フォーカスの新作が出た。
オリジナル・メンバーはタイス・ヴァン・リアー(Key,flute、Vo)とピエール・ヴァン・リンデン(Ds)が参加。他のメンバーは新人のマノ・グーチェス(g)、ボビー・ジェイコブス(b)。ジャケットは何とロジャー・ディーン。何か今生き残っているプログレ・バンド、将来的にはジャケ絵は全部、ロジャー・ディーンになっちゃうんじゃあないの。フォーカスは昔から迷走し始めると、ヴォーカルが入ったりフュージョンに走ったり、必ず悪い方向に舵を取る残念な傾向があるが、今回は割りと内容が良い。1曲目に「悪魔の呪文」ライクなキャッチーな曲を配し、全体の構成は、多分意図的に2ndの「ムーヴィング・ウエーブス」になぞらえている。インスト曲は多彩で、「Ⅲ」ライクな感じ。来日クルー?

水谷公生「宇宙の空間」


71年作。ニュー・ロック期の伝説のギタリスト、水谷公生のファースト・ソロ。現在では、ドラマ化された「食堂かたつむり」「つるかめ助産院」の原作者、小川糸の旦那さん、と言った方が分かり易いかも知れない。
以前から気になっていたのだがやっと中古で購入、1曲目を聴いてびっくり(*_*)。おいおい、カンタベリーだよ、フィル・ミラーだよこれ。勿論、ハットフィールド・アンド・ザ・ノースの方が4年位後であり、過去にない奏法を試していたら方法論が同じになってしまったと思うのだが、それが国内のミュージシャンによって為されていたのが驚嘆に値する。以降もジャズ・ロック、ブルース等を意図的に「ちょっと外して」統一感を取った楽曲が続く。つまりはフィールドに依存しない「ミクスチャー」な音楽と云う事で、当時の方法論的には「プログレ」になってしまってるのが面白い。海外でプレミアが付いているのも、ようやく納得が入った。オルガン・ファン御用達、柳田ヒロ(Key)も匿名で参加。

アラマーイルマン・ヴァサラット「消えた冒険家」


08年作。フィンランドのシベリウス・アカデミーの出身者等によって作られた、超絶チャンバー・ジャズ・ロック・バンド。と云うより、フェイク・ワールド・ミュージック・バンド。架空の国家、「ヴァサラシア」の民族音楽、と云うコンセプトを元に、クレツマー(東欧系ユダヤ音楽)や、ジプシー・ミュージックをベースにした楽曲を展開している(来日もしている)。このアルバムは、伝説の探検家、フーロ・コルッコ(これもフェイクか?)の生涯を元にした4枚目のコンセプト・アルバム。これまでになくユーモラスでサタイア的な歌詞に、唸るトロンボーンに弾けるチューバ。他では聴けない唯一無二の作品世界を創りだしている。
フェイク・ワールド・ミュージック系は大物のグリーン・フォレスト、以前にこのブログで紹介した3ムスタファ3等がいるが、このバンドは割りとクセがあり、ハマる人は多分ドハマりするであろう所がポイント。海外では何故かバンコ・デル・ムットゥオ・ソッコルソとの類似性が挙げられているのが面白い。

シッダールタ「トリップ・トゥ・インナーセルフ」


2008年作。ターキー・ロック、つまりトルコ共和国、イスタンブールのバンドと云う変り種。
「Pink Floyd Meets Porcupine Tree」と海外で言われているが、確かにそんな感じ。フロイドと言っても「太陽讃歌」とか「ユージン、斧に気をつけろ」とかあの辺の感触。これで内容がブッダの生涯を描いた一大コンセプト・アルバム!とかだとモロなんだが、全然そんな事はなく、繊細で内省的な歌詞が90年代のシンカンセン・レーベルのネオアコ系みたいで、なかなかこのギャップが堪らない。同じシッダールタでも、ヘルマン・ヘッセの方でしたか。プログレではなく、海外ではエレクトロニカ、サイケデリック・ロックに分類しているサイトもあるらしい。ジャケ写はヒプノシスみたいなんだけどね。
この辺のバンドはネットで注文しても半年位掛かったり、為替レートの変動で1000円だったのが4000円位になって、請求を見てびっくらこく(*_*)事とかもあるので、国内で見つけたら取り敢えずGetだ。

ゴブリン「ジ・アウェイキング」


ゴブリン初のボックス・セット、6枚組が発売された。
内容は「サスペリア2」「ローラー」「サスペリア」「マークの幻想の旅」「ゾンビ」「シャドー」の全曲+「Chi? Pt1」「Chi? Pt2」「叫び」のシングル3曲。以前のシネヴォックス社版拡張サントラに入っていた劇伴ボーナス・トラックは殆ど該当CDに入っているが、「サスペリア2」のみ、2枚組を1枚に直した為、メイン・テーマのロング・バージョン等の数曲はカット。オリジナル・メンバーが揃っていた頃の作品を中心に構成され、クラウディオ・シモネッティ(Key)、マッシモ・モランテ(Vo,G)が脱退した後のLPは1枚も無し。これが売れたら、「ドープ・ウェイ」「コンタミネーション」とかが入った、「Rising」とか、出して来るのかなぁ。ゴブリンはファビオ・ピニャッテリ(b)のリーダー時代の、歌ものアルバム「Volo」が未だにCD化されてないので、権利的に難しそうだが、次回があるならこの辺りを入れた第2弾を出して欲しい。2012年リマスター盤だが、悪名高いイタリア盤の為、音質はそこそこ向上、と云う感じ。

ジョーダン・ルーディス「イリジウム・ライブ!(2012/9/19)」


またまたタルカス。ドリーム・シアターのキーボーディスト、ジョーダン・ルーディスが先月、NYのイリジウム・シアターで行ったソロ・ライブが公式発売された。とは言っても、直販サイトからのCD-R販売で、曲名やジャケは無し。セット1/セット2が各1枚ずつで、1枚15$で販売されている。
ほんで、注目はやっぱ「タルカス」である。両セットとも、バンドメンバーに合わせ、かなり大胆なアレンジになっている。現在のキーボードの音になってて、結構かっちょいい。この人も音大出身者だし、「タルカス」はクラシック畑の人を惹きつける何かがあるのだろうか。今年は12月に、本家EL&Pの「カリフォルニア・ジャム(,74)」も公式発売されるし、「タルカス」漬けの一年ですな。他にもビートルズの「イエスタデイ」「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」等も演奏。こちらはリック・ウェイクマン風。

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