自分は好きなんだけど、世間の評判が無茶苦茶悪いアルバムってありませんか。自分の場合はこれ。
「デス・ウイッシュ」シリーズの2作目で、ジミー・ペイジが音楽を担当しているんだけど、映画も音楽も今に至るまで大酷評。確かこれ、「コーダ」の半年後位に、「ジミー・ペイジ待望のソロ・アルバム!」と言って売りだしたんだよね、そりゃあ怒るよ。映画の内容も80年台に延々と続く、ブロンソンB級アクションの1作目・・・なんだけど、これ、アクション映画のBGMとしては、非常に良く出来てませんか。悪人のテーマ、追跡のテーマ、悲しみのテーマ、きちんとそれぞれ粒が立っていて、同時期のブロンソンのサントラ、「真夜中の野獣刑事」「太陽のエトランゼ」なんぞと比べても、出色の出来である。エンド・タイトルの「発射」なんかチョーかっこいいし、「キャロルのテーマ」の悲しいソロ・ピアノはキャラバンのデイブ・シンクレアだ。(ここでやっとプログレと繋がった(^_^;))続編「スーパー・マグナム」でも、未収録含めてガンガン再利用されてるのも、出来の良さを証明している。(追加作曲はブロンソンの義理の息子、マーク・モランが担当)
ジミー・ペイジのサイトからアナログ盤として再発しているが、これこそイントラーダ辺りが、デス・ウイッシュⅢの未収録曲も含めて、3枚組でCD化してくれませんかねぇ~。
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