2003年、ウエットンのエイジア脱退後、4枚目のソロ・アルバムだが、これと前作の「ウェルカム・トゥ・ヘブン」には、近影の顔写真が載っていない。それは何故かと言うと、この時期ウエットン、不摂生により無茶苦茶太っていたのだ。それはもう顔が変わるくらい。体型は、映画「バットマン・リターンズ」のペンギンを想像して頂きたい。それでもソロ・アルバムを出す度に、来日はしていたのだが、この時は「腹が出過ぎてベースが弾けない」「酔っ払って歌詞を忘れている」「酒灼けで高温のキーが出せない」など、ウエットン史上最低最悪のライブ。日本公演は毎回、オフィシャル・ブートレグがヴォイスプリントから出ていたのだが、この公演だけ未発売なのがそれを証明している。(写真の流通も制限していた節がある。今回ネットでも探して見たが、全く見付からない)
それでもスタジオ作は毎回一定の水準を保っているのが不思議。このアルバムも出来は悪くなく、ウエットン、さすがにこれじゃいかんと思ったのか、ダイエットに励み(?)ジェフ・ダウンズとコラボ、オリジナル・エイジアの復活時にはかなり元の体型に戻していたのでありました。ダイエット本、書けば今のソロより売れそうだなぁ。
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