
12年発表。最近(14年9月)最新盤のベストが発売されたポール・キャラック(Vo,g,Key)だが、前述の「コレクテッド」シリーズでも3枚組ベストが発売中。しかもこちらの方が曲が多くて安いので、最新リマスターを取るかコスト・パフォーマンスを取るかだろう。キャラックは、60年代の最初のキャリアこそジャズ・ロック・バンド、ウォーム・ダストのキーボードだが、その後はヴォーカルに主軸を移し70年代はパブ・ロック・バンド、エースへの参加、ロキシー・ミュージックへの加入、そして80年代はマイク&メカニックスで故ポール・ヤングとのツイン・ヴォーカル、『リヴィング・イヤーズ』等で生涯最大のヒットを飛ばす。ヤングの夭折後も5枚目まではメカニックスに参加、以降はソロ・シンガーとしてブルース、クラシック・ロックのカヴァー等渋めな線で好評を博している。これはエース以降の活躍を(何故か順不同に?)セレクトしたもの。やはり『グルーヴィン』等やや古めのカヴァー曲に味があって良い感じ?
PR