
10年作。マシーンの再編プロジェクト、紆余曲折あって現在のメンバーはジョン・エサリッジ(g)、ロイ・バビントン(b)、ジョン・マーシャル(ds)、セオ・トラヴィス(ts、as)。2012年現在、欧州ツアー中で、近々に新譜も出るようだ。これは2年前の欧州ツアーのライブ盤で、とうとうメンバー、演奏曲とも、完全に後期マシーンの再現になってしまった。カール・ジェンキンスが不在の為、クリムゾンに対する21センチュリー・シゾイド・バンドみたいな立ち位置になっている。演奏内容は・・うーむ、はっきり言ってヌルい。枯れている、と言う言い方も出来るが。元々懐メロ的に聴かれるバンドでもないのだが、なまじメンバーがほぼ同じマシーン後期のライブ盤が存在するので、どうしても比較してしまう。ただ過去のマシーンもジャズっぽく、とりあえず集まってジャムって見たけど駄目でした、みたいな部分もあるので、らしいと言えばらしいかも。願わくば次作、またメンバーが交替してない事を祈るのみである。
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