78年作らしいが、何処のレコード会社にも売れず、02年にプログレなんでもありレーベルのヴォイスプリントから発売。クリムゾンのファーストに関わったメンバーは、ロック史に残る巨大遺跡のような作品を創造したにも関わらず,その後は意外と不遇。フリップ自身もこのアルバムの呪縛から逃れられず、「太陽と戦慄」までははっきり言って試行錯誤の連続だろう。マイケル・ジャイルズ(Ds)も、フォーク・ロックの傑作「マクドナルド&ジャイルズ」を発表したまでは良かったが、その後は※※※・・・70年台後半にはあちこちでスタジオ・ミュージシャンで暮らしながら、このアルバムをしこしこ作ってたらしい。良く言えば「愛すべき小品」と云う奴で、「クリムゾンのファンなら買いか?」てな紹介文が、当時のロッキング・オンに載るタイプである。或る男の一日を題材としたコンセプトはあるものの、別に歌や演奏が上手い訳でもなく、ほんやかした雰囲気でアルバムが進む辺りが逆にリラクシン(ΦωΦ)。栓抜きどこ?この後21Stセンチュリー・シゾイド・バンドまで、この人の消息は知れなくなる。何があったんだ本当。
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