
93年作。来月(2012/11月)に、『地底探検・再録版』と云う切り札を出して来るウェイクマン、記念にその関連作を数点紹介。
「地底探検」は過去にもリメイクされていて、この作品は当時アメリカの新興プログレ・レーベル、ストア・フォー・ミュージック社の要請を受け、旧作より「地底探検」「キャサリン・ハワード」「魔術師マーリン」の3曲を再録音したもの。現地のスタジオ・ミュージシャンがバックを務めている事もあり、コンパクトな演奏で聴きやすくなっている。何度か再発されているが、一番豪華なのが07年に再発された紙ジャケ日本盤。ウェイクマン・ウイズ・ウェイクマン等のアルバムより6曲が追加されて2枚組にブローアップ、ウェイクマンの「ベスト盤」としての色が濃くなっている。元祖「地底探検」は当時のムーグやメロトロンを多用している事もあり、現在の耳で聴くとオーケストラとウェイクマンのパートが乖離しており、かなり聞き辛い面もあるので、純粋に曲を楽しみたいのであればこちらのバージョンの方がお薦め。
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