
プログレ界には、「名曲タイトルを持つバンドは、聴いて見ると音楽性が全然違う」と云うジンクスが存在する。ディシプリンはシンフォニック・ロックだし、タルカスはジャズ・ロック、エピタフに至ってはニューウエイブ系だ。まぁ、カーブド・エアがテリー・ライリーに似てるのかよ、と言われたらそれまでなんだが・・・。このアルバムは85年作、バンド名はスターレス、レーベルがキングのクライム・レーベル、発売時に、期待に胸を膨らませながら購入、早速聴いて見たが、え~っと・・・SHOW-YA?
「お醤油味のプログレを目指した」とあるように、歌謡曲調のサビのあるタメの歌メロ、シャウトがキいた女性ボーカル、メタル風味のリズム・セクション・・・うん、確かにこうなるよなぁ。少なくともジャパニーズ・ハード・プログレの傑作であり、「章末」なんかはスゲェカッチョ良い。看板で入った私が悪かったのか。因みに当時のライナーだと注目株のプログレ・バンドで「X Japan(メジャー・デビュー前)」を推している。時代だなぁ。
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