97年作。ついでに紹介。しばらく唯一のフラッシュのライブ盤だったが、72~73年のオーディエンス録音、ラジオ向けのモノラル録音音源を手元にあるだけぶち込みました、的な音質劣悪の文字通りの「公式海賊盤」。当時のヴォイスプリント社は、プログレ系でこうしたブートレグすれすれのライブ盤をかなり出していたが、リマスタリングもしてない結構雑な造りの製品が多く、要注意。(現にこのフラッシュの『トゥー・サイド・オブ・フラッシュ』、バグルスの『デモ・オブ・ザ・エイジ』辺りはメンバーから訴訟を起こされ、発売中止になっている)とりあえず聴ければ良いから出す、と云う姿勢はマニアには嬉しいものだが、それを公式盤でやっちゃイカンでしょ、と云う感じ。このライブ盤も、当時のライブがかなりピーター・バンクス(g)のジャジーなギター・ワークを生かし、ラフな長めの演奏をしていたのが判るのだが、曲は途中でちょん切れるし、音質はバラバラでモノとステレオが入り混じるし、聴いててかなりストレスが溜まります(^_^;)。
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