
15年作。そしてシャーウッド、渾身の大作がコレ。イエスと同じくフロンティアーズ・レーベルからの発売。ソロ・アルバムとしては初、大量のゲストを導入。現イエスのフル・メンバー全員、トニー・ケイ、ウェイクマン、パトリック・モラーツ、スティーブ・ハケットにスティーブ・モース、ジョーダン・ルーディスにジェリー・グッドマン。etc...人事部長への昇進パーティーですか。初めて一連のトリビュート・アルバムの方法論を自分のソロに持ち込んだ訳で、(『プログ・コレクティブ』シリーズ2作なんかは実質ソロ・アルバムだったが)とうとうやってしまった最後の一手。内容も、タロットに歴史上の人物を絡めたプログ・ファン向けのコンセプト・アルバム・・・と万全の体制を敷いての製作なのだが、聴いた後の印象はこれまでのソロとあんまり変わらない。プロデューサー、またイエスのメンバーとしての活躍は別として、この辺をどう変えていくかがシャーウッドの音楽家としての課題と言えるでしょう。ねぇ・・・。
PR