
81年作。チャーリーは「第二のクイーン」を目指して英国で76年に結成されたバンド。本家並みに分厚いコーラス・ワーク、ブライアン・メイ張りに特徴的なギター・ワーク、洗練されたキーボード・・・なのだがカヴァー・ガールをイメージした下世話なエロジャケ、いま一つフックの無い楽曲などパッとしないプロモーションも影響して、発表枚数が多い割には今ひとつ売れてはいない(^_^;)。これは大手RCAに移籍し、大物プロデューサー、テリー・トーマスの采配の元、アメリカ市場を狙って作られた作品。90125イエス、エイジア、ジャーニー等のインダストリアル・ロック、ある意味「3分間のプログレ」を目指した方向性のはっきりしたアルバムで、これ迄の少しボーッとした作品群に比べてもダンチの出来だが、商業的にやはり不評。米国ではAORマーケットで「ちょっと売れた」感じだが、市場の規模が大きいためそのままその地位に安住。メンバー・チェンジも繰り返し、現在でも米国で迷走中である。ささやかな幸せって、大事だよね。
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