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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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アイン・ソフ「五つの展開と九つの方針」


93年作。メイド・イン・ジャパン・レーベル移籍後に発表された4th。アイン・ソフ、今回は再びカンタベリー系のプログレ系寄りの楽曲を揃えてのアルバム。よく考えたら、割りと交互に来てますね。先に書いたライブ盤にも入っている『古代博物館』『ルーサの谷間』、さらっと聴き流せるけどよく聴くと高度な演奏をしている『石の妖怪』『雲と影』『風の香り』等、捨て曲一切無し、恐らくこの時期のアイン・ソフのアルバムの中ではテンションは一番高く、(ジャケは地味だが)最高傑作に近い。この後、アイン・ソフは数年スタジオ盤を発表する事無く、ライブを中心とした活動を続けて行く。バンド・レーベルから当時『公式海賊盤Ⅰ』『同Ⅱ』が発売されるが、未視聴。
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アイン・ソフ「海の底の動物園」


91年作。アイン・ソフ、残りのスタジオ盤もついでに紹介。廃盤になってから長いので、この辺りも次回は是非リマスター再発を。メイド・イン・ジャパン・レーベルに移籍してからの3rdアルバム。クラシカルな1st、カンタベリーな2ndを通過し、一気にジャズ・ロック、ややフュージョン路線に舵を切った3作目。『駱駝に乗って』『メトロノーム7/8』『ブライアン・スミス~』も新解釈のアレンジで収録。これまでに再三ライブで演奏され、こなれていた代表曲を、スタジオ録音盤の決定打として発表した趣きがある。06年に仏ポセイドン・レーベルからも海外で発売。むしろこの海外盤の方が、中古で入手しやすい。

アイン・ソフ「クイックサンド~スペシャル・ライブ Vol.3 (SHM-CD/リマスター盤)


94年作。アイン・ソフの発掘ライブ盤の第3弾は、86~89年の演奏を収録。全曲サウンドボード録音の為、3枚の中で一番音質は良い。キングから2nd『帽子と野原』を発売した直後のため、同アルバムから『白鳥の湖』『魔法の絨毯』を演奏。1stから『ブライアン・スミスの主題による変奏曲』、後の4thに収録される『古代博物館』等、ツイン・キーボードで再びプログレ寄りで華やかな楽曲が選ばれている。元々リーダーの山本要三(g)の音色がアンディ・ラティマー、マリオ・ミーロ辺りと似ている事があり、キャメルのライブと酷似している瞬間も。この3枚が売れて、残りのスタジオ盤も再発してくれないかねぇ(^_^;)。

アイン・ソフ「過去への扉~スペシャル・ライブ Vol.2(SHM-CD/リマスター盤)


93年作。アイン・ソフのライブ第2弾は、77~78年時の演奏を収録。ややジャズ・ロック/カンタベリーをリスペクトした楽曲が収められている。サックスが2管入ってモロにソフト・マシーンな『真空時代』、ギルガメッシュやナショナル・ヘルス・ライクな『過去への扉』『遙かなる目的地』、3rdに収録された佳曲『海の底の動物園』等が並ぶ。全曲オーディエンス/カセットテープ録音(!)と云う『アースバウンド』級の音質だったが今回のリマスタリングで若干改善、同時期の四人囃子位には音質向上が計られている。個人的にはアンソロジー的なライブ盤は実は余り好きではないので、一つのライブを完全版フル収録したものを発売してくれないものか。

アイン・ソフ「駱駝に乗って~スペシャル・ライブ Vol.1(SHM-CD/リマスター盤)」


91年作。ジャップス・プログ・バンドの最高峰、アイン・ソフのキング・レコード在籍時のスタジオ盤『帽子と野原』再発に併せ、ベル・アンティークが権利を持つ3枚のライブ盤も、22年振りにリマスター/SHM-CDで再発された。何たる快挙☆彡。一度ブログに取り上げた事があるが、再度書いてしまおう。Vol.1は76~78年時のライブを収録。モロにキャメルの『駱駝に乗って』『メトロノーム7/8』、モロにセバスチャン・ハーディな『哀しみのアリア』、そして1stに収録された大作『組曲・妖精の森』(25分!)と比較的プログレ・サイドの楽曲が集められている。アイン・ソフもクリムゾン等と同様に、ライブの素晴らしいバンドであり、スタジオ盤とはまた別種の輝きがある。オーディエンス録音の為音質はそこそこだったが、リマスタリングにより70年代の通常レベル位にまで改善されている。アイン・ソフ、キャメル・トリビューター時代の傑作ライブ。

オリヴァー・ウェイクマン・ウイズ・スティーブ・ハウ「ザ・3エージス・オブ・マジック」



01年作。リマスター+3曲の未発表曲を追加して再発。リック・ウェイクマン家の次男、オリヴァー(Key)とスティーブ・ハウ(g)のコラボ・インスト集。父親の影響から離れようとして、ボーカル・アルバム等を作っている長男アダム(Key,Vo)と比べ、こちらは手癖まで親父にクリソツ(^_^;)。当然ウェイクマン家の「若旦那」としてイエス、ストローブスのキーボードの座も襲名、ハウやゴードン・ギルトラップ等、父親の人脈を活かしたプログ・ロックのアルバムを多数発表している。しかし、その意味ではフィールドが一緒なだけに「凡庸なリック・ウェイクマン」としか感じられないのも事実で、このアルバムもハウが参加した曲と他の曲の出来の差が激しすぎる。劣化コピーとまでは言わないが、なまじ演奏が似てるだけあって、作曲面でのありきたり感が際立ってしまう。このまま二代目、ウェイクマン家のブランドを維持して行く事が出来るのか、動向が注目される一枚でやんす。

アラン・ハワース「ハロウィン5/ブギーマン逆襲」

89年作。BSX SOUNDTRACK社より、2013年ミックスを含むリマスター版での再発。最初のCDは公開時にヴァレース・サラヴァンデ社から発売、前半がいわゆるインスパイアードなロックの歌モノ、後半がアラン・ハワースのシンセ・スコアだった。その後ハワースのスコアだけのCD-RがAmazon.comで販売、今回ようやく未収録曲を含むプレスCDの完全版で発売。長かった(;_;)。「1」から比べると、ポリ・シンセの発達がそのまま判る出来になっている。映画本編自体は、全10作中の低迷期の頃で、殺人鬼マイケル・マイヤーズを狙う謎の悪魔崇拝団体が出て来たりして無理矢理「ハロウィン・サーガ」化。この「5」は云わば『帝国の逆襲』で、これだけ観てもストーリーがよく判らない。「4」と「6」のサントラも完全版を是非お願いしまっす。

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