78年作。ついでにゴブリンの不遇作をチラホラ。ゴブリンは当時シネヴォックス社専属のアーティストだが、同時に全員売れっ子のスタジオ・ミュージシャンでもあるので、匿名でかなりのサントラに参加している。エンリコ・シモネッティ(Kbdのクラウディオ・シモネッティの父親)のTVサントラ『ガンマ』、『サンゲリア』等のファビオ・フリッツィと組んだイル・レアーレ・インペーロ・ブリタンニコによる『殺意の動機』、そしてこのサントラ辺りが有名。『Bloodstained Shadow』の題名で海外ではDVDが出ている殺人鬼モノで、派手ではないがきっちり作ってあるアルジェント・フォロワー作。ほんでサントラもゴブリンに依頼したらしいが、権利が別の会社にあった為、急遽チプリアーニの「名前を借りて」発売したと云う代物。良いのかなぁ、こういうの。チプリアーニだって『ラストコンサート』『テンタクルズ』なんかのサントラの大物だぞ。最も大物ブルーノ・ニコライなんかもエンニオ・モリコーネの代役で作曲してたりするし、イタリア人の仕事っぷりはドライなんですかね?BGMは因みに当然、ゴブリンそのものの音で、チプリアーニの抒情性は欠片もありまっしぇーん(^_^;)。
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