90年作。25年作のサイレント映画『オペラの怪人』は再三音楽を新たに付けられてビデオ化、DVD化されているが、ウエイクマンも89年に約90分のBGMを付ける仕事をしている。その音楽を整理し、歌を付け、アルバムにしたものがこれ。現在はPhantom Of The Operaだが、最初の発売時のタイトルはPhantom Power。アシュレイ・ホルト、クリッシー・ハモンド、ラモーン・メレディオス等、当時のソロで付き合いの有った常連ボーカルが勢揃い、80年代風のポップ・ロックを展開している。ウェイクマン、格好もそれっぽいからどうせなら自分が怪人で主演すれば良いのに。もっとも曲を盗んだら殺されそうなのは、どっちかと言うとキース・エマーソンの方ですが。因みに日本ではビデオ時代に、難波弘之も同じ仕事にチャレンジ。興味の有る人は日米キーボード対決、聴き比べて見ると良いでしょう。