昔、東京ドームでジョージ・ハリソン W/エリック・クラプトン・バンドのライブを見に行った事があったが、酷い内容だった。ジョージは数十分歌う毎に息が切れ、すぐクラプトンに交替。その繰り返し。(ライブ盤は、歓声も含めかなり編集されている)ジョン・レノンが復帰してツアーに出ようとした時、「2時間も歌わなきゃいけないの!?」と言ったとか言わないとか。
70年台になって、ロックのライブと云う「ショー」のパッケージは、内容も時間も含めて劇的に変節した。プログレの曲が長尺になったのも、芸術的な必然性よりも、このライブ時間の変遷によるもの、と云う説もある。さて、じゃあこの時代の人の勝ちパターンは、と云うと、このオールスター・バンド。錚々たるメンバーのミュージシャンに声を掛け、自分は2~3曲歌って、あとはメンバーの過去のヒット・パレードで回す。豪華な感じがするし、大物は汗をかかず、これで良いのであります。
この2003年発売のライブは、ベースがなんとグレッグ・レイク。グレッグ+リンゴと云う前代未聞のリズム・セクションで演奏される「ラッキー・マン」,続編CD「エクステンデッド・バージョン」では「悪の教典パートⅡ」、と云う恐ろしさ。EL&Pファンは買っとけ。因みにジョン・ウエットンは、一度このツアーに誘われたが、スケジュールの都合で断念した、と前に言っていたが、まさかグレッグ、また代打じゃ・・・・^^;。
PR