
14年作。キャメルの現キーボード担当、ガイ・ルブラン(Vo,Key,Ds)のハウス・シンフォニック・バンド、ネイサン・マール。08年の『エクソダス』以来久々の新作。スタジオ盤としては8作目。とは言っても、90年代から活躍しアルバムとアルバムの間が5年以上空く事が良くあるバンドなので、通常運転中といえるかも。その為基本的にはジェントル・ジャイアント、ブランドX系のテクニカル・プログなのだが、メンバーやプロデュースの方向性が毎回結構異なるので、バンドとしての統一イメージは薄い。まぁルブランがプログレ演ってりゃネイサン・マール、で良いのかも知れないが・・・。今回もテクニカル系のフュージョン・インスト、キャメル直系のエモーショナルな歌モノ、80年代ポンプでイット・バイツ系のハード・プログレ、の三点盛りで攻めて来る。ボーカル、キーボード、ドラムと本人も一台三役。最後はアンディ・ラティマー御大をゲストで連れてきての「泣きのプログレ」必殺のエンディング。破綻は無いけど、やっぱりこじんまりとはしてるかな。
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