
14年発表。仏オン・ジ・エアー・レーベルから、カーブド・エアーのBBCセッション集も発売。とは言っても、あれ?数年前にBBC公式盤が出ているぞ・・?と云う事で、今回は前回の商品から漏れたセッションに独ビート・クラブ出演時の既出音源を混ぜた落ち穂拾い的な内容。いきなり回転数が違ってるんじゃねぇかってスピードのよれよれ『イット・ハプンド・トゥデイ』から始まり、既に3曲目で声が出なくなるソーニャ嬢、録音の状態かも知れないが途中の難しい箇所をすっ飛ばす『ヴィヴァルディ』など、前回の製品に未収録な理由がモロ分かりな内容。カーブド・エアーは本来、『ギターとヴァイオリンのパート分けが無いので演奏がカブる』『ソーニャ・クリスティーナがヴォーカリストとして結構ムラのある人』『ダリル・ウェイのソロがクラシックモロ出しで芸がない』とライブは割りと瑕疵のあるバンドなので、ダメな日の演奏、と割りきって聴くべきか。こんなんたまにはありますね。後半の独放送用音源は長尺物もコンパクトに纏めていて、こちらはまぁまぁまとも。
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