
しかし、これも酷いジャケットだなぁ。このところ「変なジャケットシリーズ」になってる気がするぞ。
英国のバンドなのに、エニドを集めているプログレ好きはそんなに多くないのではないか。「現代のバロック、ロマン派などのクラシック音楽を、ロック・バンドの形式で演奏する」と云うコンセプトは、充分ファン層にマッチすると思うのだが、歌もの無しのインストの新曲は、ロック的なダイナミズムが余り無いので、得てして「ニューエイジ・ミュージック」「ヒーリング・ミュージック」の仲間に聞こえてしまうのだ。リーダーのジョン・ゴドフリーの凝り性な性格、再発の度に曲順が変わったり、再演奏版に変わっていたり、やたらとバージョン違いのCDが乱立しているのも、混乱に拍車を掛けている。
それでも「現代のクラシック音楽」と云う視点で聴いていると、楽曲はそんなに悪くない。このアルバムは、第一期エニドの解散コンサートのライブ盤。1部オーケストラルな部分をテープ使用で演奏しているようなので、その辺をどう感じるかだろうね。
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