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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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キース・エマーソン他「スリー・フェイツ・プロジェクト」


2012年、エマーソンの新譜。マーク・ボニーラ(G)、テリエ・ミケルセン(指揮)との連名。以前より噂されていた、エマーソン自身によるEL&P楽曲のオーケストラ化。タイトルの「運命の三人の女神」は何故か演奏されず、「永遠の謎」「タルカス」「奈落のボレロ」「庶民のファンファーレ」、プラス、ボニーラのソロの曲とエマーソンの新曲で構成されている。新曲「アフター・オール・オブ・ディス」のオーケストラ・バージョンを中間に配し、「庶民~」でライブ的な快感で締めた後、再度ピアノ・バージョンで終わらせるのが良い。一連のプログレ・クラシック化のアルバムの中でも、本人が関係している意義のある好盤。
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エリック・ノーランダー「ライブ・イン・ゲティスバーグ」


ゴンゾ・マルチメディア・レーベルからの新譜。ラナ・レーン、エイジア・フィーチュアリング・ジョン・ペインのキーボーディスト、エリック・ノーランダーの2011年5月公演のライブ盤、2CDと1ライブDVDの豪華盤。全編ほとんどインストゥルメンタルの曲を、ムーグ・シンセサイザー、アナログ・シンセサイザーを駆使して2時間たっぷり聴かせる。時々奥さんのラナ・レーンのヴォーカルは入るが、キーボード・インストの曲が大半を占めるので、やや退屈と云えば退屈。プログレ・ファンの中でも、「あの頃」の音色が好きで堪らない、マニアな人向け、と言った所だろうか。楽曲はそんなに悪くはないのがポイントプラス1?

マーズ・ヴォルタ「ノクターニキット」


現在のメジャー・シーンで、プログレッシブ・ロックの残光を求めるとすると、どのバンドを聴けば良いのだろう。
勿論新人のプログレ・バンドと云うのは世界中で毎年デビューしており、ここでも紹介しているのだが、市場としてはニッチな伝統芸能を志すようなもので、メジャー・チャートにカウントされる様な音楽とは、既に呼べなくなっている。一般的な見解としては、フロイド的なコンセプト→レディオヘッド、EL&P的なキーボードのダイナミズム→MUSE、辺りが挙げられるのだが、いかんせん音作りが違うからちょっとね、と云う人も多い。そうすると、クリムゾン的な変拍子+フロイド的なメロディー→このマーズ・ヴォルタ辺りがお薦めになるのだろうか。基本的に音作りが近いし、プログレと呼んでも差し支えないだろう。様々なジャンルに分化してしまい、粉々になってしまったプログレッシブ・ロックと云う音楽が、新しい方法論により甦る日は来るのだろうか・・・・。


ジェニー・ワイスガーバー「ウェン・ワールド・コライド」


05年、ドイツの女性ヴォーカリストのデビュー作。キャメルのコリン・ベース(b)がプロデュース、バックバンドとして演奏もしている。以前から聴きたかったので、カルティニ・ミュージックにオーダーしたのだが、「今在庫が無いので、ベルリンにいる本人の在庫を送って貰うからちょっと待っててね!」と言うメールがレーニャ・ベースさん(奥さん?)から届いた。そして待つ事3週間、ベルリンからエアー・メールが届く。CDと一緒にサイン入りのポスト・カードが入っていて、「Dear ◎◎◎(私の名前) Heartly Greetings From Berlin.I Hope You Enjoy My Cds.All The Best Jenny Weisgerber XXX(キス・キス・キス)」。この対応で私はファンになった(笑)。人間なんて単純なモンである。内容もキャメルのファンなら気に入ると思うよ。映画「アルフィー」に想を採ったEP「アンビシャス・ラブ」も良い出来だよ。

キース・エマーソン&ナイス「ヴィヴァシタス~ライブ・アット・グラスゴー2002」


02年、なんとナイスの再編ライブ。CD3枚組。
メンバーはエマーソン(Key)、リー・ジャクソン(Vo,b)、ブライアン・デイヴィスン(Ds)の後期オリジナル編成。デイヴィッド・オリストの役はデイブ・キルミンスター(g)が務めている。このライブ、ファンの間では近年のエマーソン・ワークスで最も評価が高いのは、三人のアンサンブル、演奏力が殆ど衰えていない所だろう。ナイスの曲を21世紀の高音質で聴ける、この幸福感。ブライアン・デイヴィスンの体調不良→物故により、短期間のプロジェクトに終わってしまったが、もっとツアーをやって欲しかったし、来日もして欲しかった。CD-1がナイスの演奏、CD-2はキース・エマーソン・バンドによるEL&Pナンバー等の演奏。久々に、3(スリー)のロバート・ベリー(Vo,b)がサポートしたりしている。
余談だがデイブ・キルミンスターはジョン・ウエットン・バンド→キース・エマーソン・バンド→ロジャー・ウォーターズ・バンド、と順調にプログレ界でギャラが上がってそうで結構ですなぁ。

ザ・ベスト「ライブ・イン・ジャパン」


あのバブル景気と云うのは、一体何だったのだろう。90年、金に任せてこんなバンドの公演を横浜アリーナで、ジャパン・オンリーで実現させてしまった。メンバーはキース・エマーソン(Key)、ジョン・エントウイッスル(b)、ジョー・ウォルシュ(Vo,g)、ジェフ・バクスター(g)、サイモン・フィリップス(ds)。見事に当時ヒマだった面々を集めた、ロック版よしもとギャグ百連発。演奏曲は各メンバーの過去曲の持ち寄りで、エマーソンは「庶民のファンファーレ」「クレオール・ダンス」を披露し、あとはバッキングに徹している。演奏内容は、全員そこはプロなので、お仕事として可もなく不可もなくこなしている感じ。どんな曲でもリズムを合わせる人間テクドラ、サイモン・フィリップスの好演が光っている。しかし、これだと誰のファンでも数曲しかお目当ての曲が聴けないので、欲求不満で終わるよなぁ。企画倒れと言わざるを得ない。

ボーイズ・クラブ「ライブ・フロム・カリフォルニア」


98年、エマーソンがグレン・ヒューズ(Vo,b)マーク・ボニーラ(G)らと組んだバンドだが、このライブ盤を残し、1時的な結成に終わってしまった。(スタジオでの新曲「ミドル・オブ・ア・ドリーム」を1曲だけ収録。)このライブを聴く限りではかなり3人とも相性が良く、観客もノリノリで中身の濃いライブになっているので、やや残念である。エマーソン側からは「タルカス」「ナットロッカー」「ホウダウン」、ヒューズ側からは「カヴァー・ミー」「青い影」等を演奏しており、いっその事エマーソン・ヒューズ&パーマー、EH&Pで一度やってくれよ、と言いたくなって来る。もっとも、マーク・ボニーラがいなくなれば、一気に崩壊しそうだが(笑)。グレン・ヒューズはこの後、ジェフ・ダウンズとも新バンドを結成しようとするが、未結成に終わる。プログレ系と相性が良いのかしらん。

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