14年発表。ゴンゾ・マルチメディア社から、故ヒュー・ホッパーの未発表作品集・全10巻(!)のリリースが発表された。毎月1枚、14年7月から毎月刊行予定。監修はカナダのカンタベリー研究家、斯界の雄マイケル・キング。大丈夫かなぁ、ちゃんと全部出してくれるんだろうか・・・^^;。まずは69年~04年の活動の中からのアンソロジー。以降はソフト・マシーン、エルトン・ディーン、フィル・ミラー、ピップ・パイル、パトリシア・メイヤー等共演者別に刊行の予定。第1巻にはマイケル・キング、実弟ブライアン・ホッパーによる詳細な解説付きで、ホッパーに付いて書かれた文章は少ないのでこれだけでも値段分の価値はある。特にキングの解説はホッパーの音楽を「禅」に例えており、ファズ・ベースを使用した特徴的なベース・サウンド、テープ・ループを60年代から使用しているテクノ的な前衛性、ミンガス/モンク/コールマン等を好んで聴いていた嗜好性によるジャズ・インプロヴァイザーとしての優秀性、等を解りやすく纏めており、ホッパー初心者にも推奨出来る名文を掲載。カンタベリー・マニアは買い逃がさず、ちゃんと全巻発売させよう!
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