ザ・フー「四重人格」|残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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ザ・フー「四重人格」



73年作。言わずと知れたザ・フーの『トミー』と並ぶコンセプト・アルバムの傑作。モッズ族のジミー君の♬若さゆえ~♬の悩み、苦しみを描いており、そのパーソナルな響きは凡百の「コンセプト・アルバム」と比べ生々しく、青春を経験した人なら誰でも共感出来るものとなっている。改めて聴いて見るとパーソナリティが4つある、と云う構成は意図した程決まっておらず、楽曲も同型の展開が多いが、『僕は海』で自分の内的世界に引きずり込まれて行く様な幻想性、『少年とゴッドファーザー』での内なる自分の野生との対話、『ザ・ロック』~『愛の支配』で締める歌詞世界は恐ろしいほど深く、一度ハマったら二度と出て来れない程、完成度が高い。意外だが、同年代の独ノヴァリスの同テーマのアルバム『過ぎ去りし夏の幻影』を連想してしまった・・。『さらば青春の光』として映画化もされており、最後で自殺に失敗してしまったジミー君のその後を知りたい人は『ブレイキング・グラス』も観るべし。芸能界に就職し、今度は若手ミュージシャンに振り回されるマネージャー役のジミー君が見れるよ。(いや、主演が同じフィル・ダニエルズと云うだけなんだけど(^_^;)。)
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プログレは楽しい。プログレは、音楽ジャンルではなく、新たな人生の思考法だ(=^・・^=)

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