11年作。クレオパトラ・レーベルから、『スター・トレック』のカーク艦長で有名なウイリアム・シャトナーのソロ・アルバムが発表された。1枚目は朗読のCDだったが、この2枚目はこのレーベルの必殺技、クラシック・プログ・ロック・オールスターズの演奏で、シャトナーが宇宙に関連したロックの名曲を歌いまくる2枚組。ボウイの『スペース・オディティ』、パープルの『スペース・トラッキン』、ホークウインドの『シルバー・マシーン』等々、バックにはリッチー・ブラックモア&マイケル・シェンカー、スティーブ・ハウ&リック・ウェイクマン、ジョン・ウエットンにエドガー・フローゼその他、お馴染みの豪華な面々。問題は、これらの曲をリード・ヴォーカルで歌える位なら、シャトナーは役者ではなく歌手になっていただろうと云う現実(;_;)。単なる「スナックでキーの合わない歌を歌いまくる上司のカラオケ」と化しており、多分スタ・トレのファンでもこの歌声を長時間聴き通すのは難しい、かなりの珍盤になっています。「どの歌が一番ひどいか?」をファンの間で議論する位には、役に立つと思います。(個人的には、一番スゴイのは『ボヘミアン・ラプソディ』(^_^;)。)
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