
89年作。伊バンコのリード・ヴォーカル、フランチェスコ・ディ・ジャコモが去る22日、交通事故で亡くなったらしい。ご冥福をお祈りします。4月に日本公演がある筈だが、どうなってしまうのか・・・。カンツォーネをベースにした特徴のある歌い上げ方で、唯一無二の個性を発揮していたので、代役もなかなか難しいだろう。彼は生涯バンコに専念していたので、ソロ・アルバムも2枚のみ。ファーストがこれで、バンコの盟友ヴィットリオ・ノチェンツィ(Key,Synth)参加。ポップ時代のヒット曲『ヘイ・ジョー』で幕を開け、印象も殆どバンコのアルバム。この時期、ポップ路線に転換して見たもののバンドとしての活動は次第に少なくなっており、ある意味解散した時の保険として発表した物と思われる。その後、CD時代になりバック・カタログの入手が容易になり、プログレもそこそこ売れ始めると、しれっとバンコとして活動再開しているが・・・。この他にはポルトガル民謡のファドを歌った変わり種のセカンドがあるのみで、この声は永久に失われてしまった。合掌(;_;)。