EL&Pのライブ盤は、長年「ウェルカム・バック~」と「EL&P イン・コンサート」プラスその拡大版「ワークス・ライブ」の3種類しか公式版が無くて、全盛期の演奏を聞きたければ、海賊版に頼るしかなかった。ところがCD時代になってから、デビュー時の「ワイト島ライブ」、74年のカリフォルニア・ジャムを収録した「ゼン・アンド・ナウ」、あとオフィシャル・ブートレグ・シリーズのボックスが全4巻でぞろぞろ、ぞろぞろ。これで喝が癒せるかと思いきや、その辺がEL&Pらしいとも言えるが、音質の良いライブ盤があまり出て来ない。最もEL&Pは、70年代初頭はラウドな演奏も売りにしていたので、当時の録音機器ではクリアな音で録りにくかったと云う事情もある。それでも幾つかは残っているもので、ようやく去年から「ライブ・アット・ナッソー・コロシアム,78」、それとこのプエルトリコ・ライブと、ようやく音質クリアーな公式盤が出てきた。レーベルがCBSソニーに移籍した事もあり、今後もこのクラスのライブ盤が発売されると考えると、なかなか楽しみではある。内容は勿論サイコー(^_^;)18分ノーカットの、「ロンド」に狂え。プログレ好きは一家に3枚位買って頂きたいね。