貴志祐介の原作を、三池崇史監督が映画化したサイコ・スリラー「悪の教典」が公開中だが、これ、題名の元ネタはやっぱアレだよなぁ・・・。フロイドやクリムゾンはともかく、EL&Pは本国のクラシック・ロック・サイトでは、毀誉褒貶がやたら激しかったりする。映画「あの頃ペニー・レインと」には、「ロックを後退させた全ての原因はEL&P」とか言っちゃう音楽評論家が出て来る。今のロックはさぁ~。セックス・ピストルズのドキュメンタリー映画「NO FUTURE」では、スタジオ映像で「それではEL&Pの登場です!!」とか言ったので、Wktkして見てたら、いきなり怪獣映画「恐竜の惑星」のティラノサウルスとかトリケラトプスとか出てきちゃう。絶滅危惧種扱いって訳っすかね。
リック・ウェイクマンも何処かで言っていたが、英国保守層のクラシック好きは伊達ではなく、プログレ・バンドでクラシックの曲を演奏したりすると、70年代は「殺されても文句が言えない」位の風潮があったらしい。その意見ではEL&Pは、特に標的になり易かったのだろう。「EL&Pはハード・ロック」と言ったのは難波弘之だが、「悪の教典」辺りはハード・ロック指数が最も高く、今聴いてもワクワクするね。このショーは、いつまで経っても終わらない・・。
PR