13年発売。EL&Pはこの数年、シャウト・ファクトリー社から、比較的音質の良いブートレグのライブ盤を公式で発売しているが、今回は77年、オーケストラ帯同時の『ワークス』ツアーを出してきた。このツアー、正規盤の『イン・コンサート』、拡大版の『ワークス・ライブ』でも3人バージョンでのオーケストラ無しでの収録。状態の良い録音がバンド側にないため、と言われていた。その為オーケストラ入りの公式ライブは初めてとなる。が・・やはり過度な期待は禁物で、内容はバンド側で録音した最終日のサウンドボード音源(但し録音はかなり良くない(^_^;))と、良質のオーディエンス録音を編集し織り交ぜて、ツアーの全貌を再構成したもの。最近のクリムゾン方式ですな。(それでも演奏された筈の『ホウダウン』と『タルカス』は多分音質面でオミット。)オーケストラ・パートは高音がキンキンと耳にキツく、聴いてて疲れるがアンコールの『ロンド』は20数分完全収録。素直にオーケストラ入りツアーが聴けるのを喜ぶべきなのだろう。まだまだ音の良いブートレグはこのツアーでも存在するので、今後に期待。
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