15年発表。故ヒュー・ホッパー(b)の未発表音源シリーズ、全10巻も後半戦に突入。エキップ・アウト、ショート・ウエィブ等カンタベリー人脈で組んだ仏スムース・ジャズ・ロック・バンドの、周辺作の演奏を収録。三箇所でのライブを合本しており、80年代期のホッパーのライブ・コンピを思わせる構成。まずは94年ベルギーでのライブ、次に91年仏ブリュッセルでのライブ。メンバーはディディエ・マルビエ(Sax,Flute)、フィル・ミラー(g)、ピップ・パイル(ds)にホッパー。エキップ・アウト・ミーツ・イン・カフーツの趣き。最後は95年、再び仏ブリュッセルでのライブ。メンバーは盟友エルトン・ディーン(Sax)、フィル・ミラー、ガエル・ホワロー(p)、ホッパーにパイル。現在のソフト・マシーン・レガシーにも通じるリラクシンな演奏で、こちらはショート・ウエィブ番外編か。『ミニラブ』『ワングロ・サクソン』等ホッパーのソロから旧曲も演奏(もっとも、ジャズ・フォーマットで相当崩してあるので、最初は何の曲か判らない^^;)。次回はいよいよディーンと組んでのソフト・マシーン周辺作。このままウネウネ・ベースでラストまで突っ走れ!
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