ピンク・フロイドのカヴァー・バンドはそれこそ星の数ほどあり、中には本家と同じ位の規模のライト・ショーで、ワールド・ツアーを行なっている大物もいる。日本にも、数年前に「ピンク・フロイド・スピリッツ」が、東京国際フォーラムに来日公演を行なっている。
このオーストラリアン・ピンク・フロイド・ショーも、本物そっくりの演奏・演出を行う最大手の大物。今回、英国ハマースミス劇場と云う名門のハコでのライブが、CD&DVD化された。(DVDはリージョン1)コストを掛けた豪華な舞台装置、原曲のタメまで再現する脅威のリスペクト振り、単にコピー・バンドでは片付けられないオーラがある。勿論、フロイドの原曲あっての感動だと思うのだが、こう言うバンドがメジャー化する事自体、もうオリジナルのフロイドのライブが見れる可能性が、壊滅的に有り得ない事実を想起させられ、ファンとしては複雑な思いに駆られる。同時に、この時期のロックが、クラシック化している事の証明でもあり、更に複雑な感情に落ち込むのでありました。1枚もの「エクスポーズド・イン・ライト」も同時発売。
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