75年作。ゴブリンの代表作3作、新規DSDリマスタリングで国内盤が廉価版で再発。アナログ・テープの質感を生かしたナチュラルな高音質盤で、過去最高と言われた国内盤紙ジャケ・シリーズが廃盤で狂騰的なプレミアが続いている現在、手軽に入手出来る製品としては充分納得のリマスターとなっている。内容は言わずと知れた「ゴブリン」としてのデヴュー作、伊ジャズの大物、ジョルジュ・ガスリーニのオリジナル・スコアと共に映画の中で絶大な効果を擧げた。CDは数種類出ておりまずオリジナル版(Rev.1)、映画内で使用された未発表バージョン初追加の一枚物(Rev.2)、フィルム・スコアを完全収録した2枚組(Rev.3、これが今回再発のバージョン)、ボックス・セット『アウェイキング』に収録のゴブリンの未発表フィルム・スコアをオミットし、ガスリーニの映画未使用のリジェクト・スコアを追加したもの(Rev.4)、とマニアは集めるのが結構大変。他にもクラウディオ・シモネッティ作曲のミュージカル版、なんて珍妙なブツもあるが、こちらは権利関係からかオリジナルの楽曲はほぼ使われていない。しかしこのオリジナルのジャケット、よく見るとかなりのネタバレだよなぁ。
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