81年+83年作。レイクのEL&P解散後のソロ・アルバム、2in1のリマスター盤で再発売。これでレイクのソロは03年のフルバンド・ライブ盤を除いて、全て現行盤で入手可能になる。EL&P解散後のレイクの次のキャリアはソロ・アーティスト、紆余曲折有って故ゲイリー・ムーア(g)、トミー・アイアー(Key)他、当時のヘヴィ・メタル系のメンバーをバック・バンドに迎え満を期してファースト・アルバムを発表する。が結果はまぁそこそこ。ツアー終了後、ほぼ同じ座組でセカンドも作成するが、こちらは話題にもならず、以降EL&パウエルの結成時までレイクは雌伏の時間を過ごす事になる。アルバムは現在で言うパワー・メタル・ポップで、エイジアを通過した耳で聴くとファーストは曲順なんかも考慮されていてそんなに悪くない。が、最初のシングルがムーアの持ち曲の『ニュークリア・アタック』である事からも判る様に、レイクの作った曲が似た様なフレイヴァーが多く、セカンドはレイクの曲が多い分、裏目に出て大味なアルバムになっているのもまた事実。最も解散後にエマーソンはホラー映画『インフェルノ』のサントラ、パーマーは何故かホワイト・ファンク・バンドの『PM』と、皆それぞれに迷走していたが・・・。ボーナス・トラックにTOTO+トム・スコット(Sax)をバックに従えたデモ曲を収録。こっちの路線でAORしてた方が受けが良かったかも?
PR