02年、「オーラ」発表時のアメリカ・ライブ、2枚組完全版。DVDも出たので音質良好なサウンドボード録音。メンバーはペイン、ダウンズにガスリー・ゴーヴァン(g)、元AC/DCのクリス・スレイド(ds)。テクニカルなピッキング、ペインとウマが合い、更に作曲もこなすゴーヴァンの加入は大きく、またカール・パーマーと同じく重いリズムを叩くスレイドの貢献度も高い。結果、ペイン時代のエイジアとしては、バンドとして最も充実したものとなっている。これでもう少し人気があれば・・・(T_T)。ダウンズも手応えを感じたのか、次作「サイレント・ネイション」も同メンバーで製作、ところがアルバムのほぼ完成時に、AC/DCのトリビュート・バンド、CS/SCに参加を要請され、ダウンズ派閥のスレイドが脱退、ペインと仲の良い、ビリー・シャーウッド人脈よりプログレ職人ジェイ・シェレン(ds)が代打で加入。これでペイン+ゴーヴァン組の発言力が強くなり、アルバム、ライブともダウンズの居場所がだんだん無くなって行く。ライブ盤「スカンジナビア」に見られるように、バンドは絶好調なのと裏腹に、ハブられたダウンズはオリジナル・メンバーの再結成に食指を動かすのでありました。なお、このCDの「1枚目」だけと云うすっげー乱暴な再発盤も存在するが、勿論買っちゃ駄目。
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