残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

エマーソン・レイク・アンド・パーマー「ライブ・イン・ブリュッセル1971」


71年作。EL&Pの「ベルギー音源」、国内盤で登場。従来からブートレグ界隈では優良音源として親しまれており、ベルギーのTV放送された内容を元にしているので音質もグー。数年前にDVDで映像版も出ている。今回の音質は国内でリマスタリングされた最新のもので、ブートを持っているマニアでも必携アイテムとなっている。内容は時代的に当然、1stからの曲が中心、『野蛮人』『石をとれ!』『ナットロッカー』を挟んで何故か中途に『ロンド』18分。編集で曲順を変えており本来は『展覧会の絵』も演奏したのかも知れないが、間髪入れずに『ナイフ・エッジ』~『ナットロッカー(リプライズ)』と言った構成になっている。放送用を意識してか、エマーソンの演奏は同時期のライブの様に余りはっちゃけず、良く言えば端正なもの。パーマーのリズム・ワークはまだ初々しい。奇しくも放送用音源のTop Gearレーベルからも、同音源を利用したオフィシャル・ブートレグが同時発売されている。こちらには同71年のハリウッド・ボウルの『タルカス(オーディエンス録音)』が含まれる。音質を取るかオマケを取るか?だよねぇ。
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タイ・フォン「ライブ・イン・ジャパン2014」


14年作。以前にバンド自身のサイトから2枚組CD-Rで発売された日本公演のライブ盤、国内盤CD、且つデラックス・エディションで登場。音質はかなり向上。2014年秋、クラブ・チッタでの新生タイ・フォンの日本初公演を収録したもの。オリジナル・メンバーはカーン・マイ(Vo,G)のみとなってしまったが、有能な若手サポート・メンバー、女性ヴォーカルを混じえ、1st~4th、新譜の5th『リターン・オブ・サムライ』からの新曲からの代表曲を過不足無く収録。演奏には、ややリハーサル不足の感も一部見受けられるが、プログ・ファンの期待には充分に応えるものになっている。「プログ的展開を含む良質なフレンチ・ポップ」がタイ・フォンの正体であり、そのメロウで美しいメロディーがファンに好まれる大きな要因。故に、他の新生プログ・バンドとは異なった角度から評価すべきだろう。国内盤『リターン~』からオミットされた5曲をボーナスCDで付けたオマケ付き。

ヘンリー・カウ「Vol.9 レイト」



78年作。アヴァン・ロックの雄、ヘンリー・カウの「40周年記念BOX」のバラ売り版が発売。それぞれ膨大なライブ・アーカイブを含み、カンタベリー研究家の同好の士には宝の山だろうが、まずは最終巻をリスペクト。公式にはカウ、最後のライブ録音盤。4th『ウエスタン・カルチャー』発表と同時期で、バンドはティム・ホッジキンソン(Sax,Organ)をリーダー格に持つクインテットに。フレッド・フリス(g,Violin)、クリス・カトラー(ds)の過去メンバーも健在。前作より参加のリンゼイ・クーパー(Oboe,Basoon他)も、ホッジキンソンと音楽的に意気投合して、前にも増して暴れまくる。これはカンタベリー系のバンド全般に言える事だが、ライブはスタジオ盤より、ラウドで、アートで、一層アヴァンギャルド。70年台のソフト・マシーンがスタジオ盤とライブ盤、両方を聴かないと正確な理解が出来ない様に、カウもそれぞれの時期のライブ録音を聴き込む事により、更に全貌が見えて来る。最早バンドとしての限界値も垣間見え、後のRIOの活動も見据えた最後の雄叫び。クリムゾンとは異なる次元から立ち現われる白鳥の歌、これも一つのプログ・ロックの終焉、バイブル・ブラックな空間を体験せよ!

エイジア「シンフォニア~ライブ・イン・ブルガリア2013」


13年作。これがウェットンズ・エイジア、最後のライブ作品となってしまった。フロンティア-ズ・レーベルはエイジアのスタジオ盤⇒ライブ盤⇒スタジオ盤・・・と律儀に交互に発売しており、順調であればダウンズが「今年中(16年)に作業を終わらせたい」と話していた新作スタジオ盤がこの後出る筈だったろうに・・。さて、本盤はサム・コールソン(G)加入後初のライブ作品でブルガリアの市営交響楽団との共演、なんだが、残念ながらオーケストラとの相乗効果は余り生きていない。元々シンフォニックな側面のあるイエスやEL&Pと異なり、エイジアのナンバーはクラシカルなバックアップには向いていないのだ。何となく企画倒れ、の感もある。使い方を間違えなければELOやパープルみたいにキマるケースもあるので、やはりこれは相性の問題だろう。コールソンは出来ればもう少し個性を出すべき。御大は相変わらず楽しそうではあるが・・・。演奏されるのはいつもの定番ヒット・ナンバーなので、あくまでウェットン先生現役最後の勇姿を偲ぶべき作品。ビリー・シャーウッドの力を借りてでも、ダウンズは残されたマテリアルで、最後の「コーダ」を制作するべき、強く希望。べき、べき。

グレッグ・レイク「ライブ」


05年作。レイクは活動期間の割りには作品数が少なく、ソロ名義のライブ盤は81年のゲイリー・ムーアと共演したハマースミス・オデオン盤、13年のテープ演奏をバッキングにしたディナーショーみたいな『イン・ア・ライフタイム』、そしてこの05年盤の3枚しか無い。これは若手スタジオ・ミュージシャンをバックに行われた03~05年のアメリカ・ツアーからのライブ盤。惹句通りクリムゾン、EL&Pの曲を中心にした構成で、一通りの代表曲は網羅されている。演奏機材等の時代的な向上もあり、若手のバンド演奏も原曲と比べてそんなに違和感は無い。だから・・・?と言う感じ。当時レイクは新しいソロを発表した訳でもなく、新バンド設立に向けてのリハーサル・ツアー、と言う訳でもない。内容が当たり障りがない分、なんで今?と言うのがプログ・ファンの当時の偽らざる気持ちであり、それがこのライブが今ひとつ脚光を浴びていない原因の一つかと思われる。晩年のレイクには、この問題が常に付いて回った。「定番ライブ盤」として重宝されても良い一作なのにねぇ。声量の変化や要因は多いにせよ、余りに晩年のレイクには何もなさすぎる。責めて「未発表曲集」なりとも、何処かで出してくれないだろうかね。

トレヴァー・ラヴィン「ライブ・イン・LA」


89年作。ARW改めイエスうんちゃらかんちゃらで再びロック・スターとして現役活動中の、ご存知「ハウじゃない方」のイエスのギター・マン、トレヴァー・ラヴィン唯一のソロ・ライブ盤。当時『ビッグ・ジェネレーター』ツアーも終了、ライブの充実度とは裏腹にメンバー間の軋轢も重なり、ラヴィンはあわよくば独り立ち?も見据えて4thソロ『キャント・ルック・アウェイ』を発表。曲者ボブ・エズリンをプロディースに迎え、イエスのアルバムから派手なサウンド・メイキングを除き、彼のギター・テクを前面に出した「らしい」ロック・アルバムに仕上がった。ツアーはコストの面で危ぶまれたが、ラヴィンは敢行。イエスの曲及びソロの3rd、4thの曲で構成されたツアーは良い意味で可もなく不可もなくおまけにあまりフックも無い「らしい」ライブに。赤字を抱えたラヴィンは再びイエス立て直しに向かうが・・・以下次号。ラヴィンの個性はホーンやスクワイア、アンダーソン等変化球揃いの中でこそ光る物、80年台のイエスにはこの「普通のロック」感覚担当、が無くてはならないものだった。ツアー・バンドのメンバー、ルー・モリノⅢ(Ds)は今回のARWのメンバーとして再び参加している。イントロのフレーズは後に『リフト・ミー・アップ』で再利用?

ロジャー・ウォーターズ「ライブ・ラジオ~ケベック・ブロードキャスト・1987」


87年作。ラジオ・ブロードキャスト音源のシリーズに、珍しく権利関係の煩そうなロジャー・ウォーターズが登場。大丈夫なのか。87年の『RADIO KAOS』ツアーからのFMライブ音源で、ツアーは新譜の『RADIO~』のコンセプトに従って進行し、合間にフロイド・ナンバーが挟み込まれる構成だったが、この放送ではフロイド・ナンバーを中心に構成、新譜からは『RADIO WAVES』他1曲のみでオミット。元々『RADIO~』自体が一枚物ではストーリーが解りにくい構造であり、ライブオンリーの曲が何曲か補完されることにより少し理解しやすくなる感じだったので、これはこれで有りかと思う。もろにギルモア側の『鬱』ツアーと日程がもろ被り、ギルモア側が基本的にはオリジナルのアレンジに忠実な構成だったのに比べ、ロジャー側はアレンジを一新、それなりにプログレッシブな意地を見せたが、「出来の悪いファンク・バンド」と揶揄されあまり評判は良くなかった。以降はロジャーも基本はスタジオ盤に忠実なライブに戻るので、この時期のライブは貴重と言えば貴重。2枚組の正規ライブ盤も当時発売予定があったが、音源は残ってないのかな。

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