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残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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エドガー・フローゼ「ソロ(1974-1983)ヴァージン・イヤーズ」


前項でさらに終わりかと思いきや、出す時にはとことん出すタンジェリン・ドリーム。ドイツ人の勤勉さが裏目ってるか?元メンバーのクラウス・シュルツも平気で15枚組とか出して来るしよう。リーダーのエドガー・フローゼ(Synth,Key,G)のソロ・アルバムの、ヴァージン時代の「全部入りBOX」も出して来やがった。4枚組で某所で1800円位。収録アルバムは「アクア」「青ざめた虚像」「エイジス」「スタントマン」「ピナクルズ」+コンピ等で含まれていた未発表曲、と云う構成になっている。デジタル・リマスター。はっきり言うと、本家タンジェリンとの音楽性の違いが良く判らないのだが、フローゼ本人は気に入っているらしく、現在のレーベルで再録音してそれぞれ再発したりしている。(但し、曲順やアレンジは異なっているのも多く、所謂「ディレクターズ・カット版」?)これで前項やら前々項と併せるとCD22枚。1枚80分位だから1日中聴いてもまだ時間が足りない。他メンバー(ピーター・バウマン)とかのソロとかも出してこねーだろうな、オイ。
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タンジェリン・ドリーム「エレクトロニック・ジャーニー」


前項で全部入りBOXは終わりかと思いきや、ドキュメンツ・レーベルからとんでもないものを出して来やがった。この10年位のイーストゲート・レーベルからのアルバムをまとめたBOXで、何と10枚組、某所で1500円強。アルバム1枚辺り150円である。
収録アルバムは「チベットからの7つの手紙」「スターバウンド・コレクション」「シルヴァー・サイレン・コレクション」「オーシャン・ウエーブス・コレクション」「トランシベリア」「サイバー・ジャム・コレクション」「ダンテ・ソング・コレクション」「キャニオン・カズマ」「タンジェリン・スケールス」「ザ・インディペンデント・イヤーズ」。全曲DDDのデジタル・リマスタリング済み。ふぅ・・・・イーストゲート・レーベルは作品数が多く、これでも「全部入り」では無い。「XXコレクション」、のタイトルは既発盤からのコンピレーションである。近年のタンジェリン・ドリームのニューエイジっ振りを知るには、格好のサンプラーなのだが、こんなの一年中タンジェリン・ドリームばっか聴いてる事となり、他の音楽が聴けなくなってしまう。自宅で作業中のBGMとして、ながら聴きしとくのがベストか?

タンジェリン・ドリーム「ヴァージン・イヤーズ1977-1983」


ついで第2弾も発売された。こちらは、5枚組で1800円位。収録アルバムは「アンコール」「偉大なる標的」「タングラム」「エクジット」「ホワイト・イーグル」「ロゴス」「流氷の詩(ハイパーボリア)」+シングル等のLP未収録曲。サントラ「シーフ」「ザ・キープ」「卒業白書」は別契約の為入ってないが、「シーフ」のシングル・バージョンは何故か2曲収録。これでヴァージン在籍時の音源は全て。次作「ポーランド」からジャイブ・エレクトロに移籍、こちらは現在プログレに強いエストリック・レーベルからリマスター版の再発が進んでいる。この頃からテクノ、環境音楽(ニューエイジ・ミュージック)等のジャンルが発生し、彼らの音楽もプログレと云うより、そちらのジャンルに含まれるようになって来た。また、サントラ仕事も増えて来たのが特徴。某タワレコで現在の彼らが分類されている棚は「エレクトロニカ」である。

タンジェリン・ドリーム「ヴァージン・イヤーズ1974-1978」


クラシックやジャズで増えて来た、全部入りBOX、がロックでも増えて来た。UFO、MSG、サクソン、ロキシー・ミュージック・・・とラインアップが多くなって来ている。メジャーなレコード会社に所属していた、一番美味しい時期のリマスタリング音源を、安価で揃えられるのがメリット。
そんでタンジェリン・ドリームでまず出て来たのが、これ。3枚組で、某所で何と800円弱である。アルバムとしては「フェードラ」「ルビコン」「リコシェ」「浪漫(ストラトスフィア)」「サイクロン」+シングル等のLP未収録曲、となっている。サントラ「恐怖の報酬」は、別契約らしく未収録。ドイツ国内のオール・レーベルを離れ、英ヴァージンと契約しワールドワイド・デヴューした時期の作品群である。同時に、シンセサイザー・ミュージックがまだプログレのカテゴリーに入っていた時期でもある。

マーク・マンシーナ&トレヴァー・ラビン「コン・エアー」


97年にイエスを辞めたトレヴァー・ラビン、初仕事はサントラだった。
「セガールにギターを教えたら紹介してくれたんだよ~。」とか何かのインタビューで言っていたが、まぁ話半分としても最初は順当にマーク・マンシーナとの共作。マンシーナはEL&P「ブラック・ムーン」のプロデューサーとしても知られているが、この頃は「スピード」「ターザン」「ツイスター」等の中堅の映画音楽家。メイン・テーマとしてZEPの「カシミール」っぽい曲を書き下ろし、囚人たちのアクションをラビンのギターが縦横無尽に彩る。アクション映画のサントラとしては及第点。映画も大ヒットして、以降ラビンは「アルマゲドン」「ナショナル・トレジャー」等をピンで担当し、大物映画音楽家として成功して行く。
他に「60セカンズ」「The One」辺りはラビンのギター・アルバムとしても聴けるよ。

YMO「BGM」


YMOって、よく考えたらキーボード・トリオなんだよね。芸術家肌の教授(P、Key)、モダーン・ポップ指向のあるユキヒロさん(Ds)、プロデューサー体質の細野(b)と、性格もEL&Pに似てなくもない気が・・・・。
プログレ好きに好まれるアルバムと云うと、1位がこの「BGM」、2位が「テクノドン」、3位が「テクノデリック」てのが大方の意見だけど、改めて聴いて見てもこのアルバム、楽曲が充実している。「どうせ売れてるから好きな事やっちゃえ!」て製作状況は、EL&Pで云うと「トリロジー」??「ソリッド・ステート・サバイバー」が「タルカス」、「公的抑圧」が「展覧会の絵」か。発売までのタイム・ラグはツェッペリン並みだったそうですが、この頃の日本のミュージシャンはみんなこんなんだったしね。「浮気なぼくら」=「ラブ・ビーチ」が大ヒットしちゃうのも日本だからこそ。かく云う私もリアルタイムで聴いているので、このアルバムが一番好きです。色んな実験をやっていて、メジャーなパッケージとして成立している所とかね。お聞きになりますか?まっさっか~。

ニック・メイソン「空想感覚」


フロイドのドラマー、ニック・メイソンの1Stソロ。とは言っても、実質の主役は招聘されたフリー・ジャズの大物、カーラ・ブレイ(P,Key)。ヴォーカルにロバート・ワイアットを呼び、ひねくれたブラック・ユーモアに彩られた歌詞とカーラ一派のアブストラクトな演奏、本家フロイドの音楽性とはまるで違う、ジャズ・ロックの傑作となっている。元よりダムドやらスティーブ・ヒレッジやら、フロイドとぜんぜん違うバンドのプロデューサーとしても活躍していたメイソン、仲の良いソフト・マシーン一派がブレイの欧州ツアーに同行した事から、このアルバムが生まれたのかも知れない。
この後、10CCのリック・フェン(G)と組んで、2ndソロ「プロファイルズ」も発表。映画「ホワイト・アイズ」のサントラ曲も含めた、フュージョンっぽいインスト・アルバムになっている。デヴィッド・ギルモアも「ライ・フォー・ア・ライ」にヴォーカルで参加。映画の未収録曲に妙にフロイドっぽい曲もあるので、増補版CDでも出して欲しいね。

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