残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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アリストクラット「ボイン、ウィル・ドゥ・イット・ライブ!」



12年作。ハイパー・ギター・トリオ、アリストクラットの2作目はライブ盤。メンバーは前回と同じく、「エイジアの歴代ギタリストで一番ギターの上手い」ガスリー・ゴーヴァン、「UKの歴代ドラマーで一番機材の多い」マルコ・ミンネマン、「遅れて来たザッパ・スクールの優等生ベーシスト」ブライアン・ヴェラー。エイジア在籍時もライブで演奏していた「バッド・アステロイド」やミンネマンのソロの曲も挟み、テクニカルで一糸乱れぬ演奏をライブでも繰り広げている。2CD版と2CD+DVD版の二つがあり、DVD付きの方はCDも2曲多く収録。アーティストのサイトから発注すると、発注時からデジタル・データ版が無償ダウンロード可能。これは便利である。
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ジェフ・バーリン「クロスローズ」


05年作。元ブラフォードのベーシスト、ジェフ・バーリンはフュージョン畑でリーダー・アルバムをかなりの枚数発表しているが、どれも所謂ジャズ・ロックの境界線上にある音楽であり、プログ・ファンも買って損はしない出来である。これはデンオン在籍時の初期ソロ2枚のコンピレーション。バーリンのソロは言うまでもなくバカテク・インストが多いが、独特の歌心があり、無機質に聞こえず暖かみがあるのがポイント。同時にベースで何処までの冒険が出来るか、にもチャレンジしており、そつがない。現在のキング・レコード在籍時に比べると、未だ若々しいベース・ラインの聴ける好盤。

デニー・レイン「スプレンディング・マイ・ウイングス」


02年作。デニー・レイン(g,Vo)は、ムーディー・ブルースの最初期メンバーで、「ゴー・ナウ」のヒットがあり、その後はポール・マッカートニーの右腕として、ウイングスで活躍。数多くのソロ・アルバムも発表しているが、複数のレコード会社を渡り歩いており、権利関係がどうにも複雑、ビートルマニアでもこっちまで集めている人も余りいないだろう。これは80年代、リック・ウェイクマン傘下のプレジデント・レーベルにいた時のコンピレーション。当然マッカートニー夫妻も呼んだウイングスのカヴァー、レーベル・オーナーのウエイクマン参加のナンバー等も含まれている。プレジデント時代のCDは再発も少ないので、比較的入手しやすいこの一枚がベスト。

V.A「シンフォニー・オブ・ブリティッシュ・ミュージック~ミュージック・フォー・クロージング・セレモニー」


12年作。ロンドン・オリンピックのオープニング・セレモニーとクロージング・セレモニーのライブ盤が発売された。英国ロック界の錚々たるメンバーが集まり、国家的威信を借りた「ライブ・ショー」を繰り広げるのは、ロック的にどうなんだよ、てな気もするが、二度と招集不可能なメンバーの紅白歌合戦はやはりインパクトが凄い。さて、プログレ的に美味しいのはクロージング・セレモニーの方。ケイト・ブッシュ「ランニング・アップ・ザ・ヒル」、クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」、MUSE「サバイバル」、そしてエド・シーランによる「あなたがここにいて欲しい」。ニック・メイスン(Ds)、マイク・ラザフォード(b)のオマケ付きである。当初はフロイド本体が出場の話もあったらしいが、物別れに終わったらしい。大トリはThe Who。まぁ、納得のメンツである。

ダウト「マーシー・ピティ・ピース・アンド・ラブ」


12年作。アヴァン・ジャズ・ロック・バンド、ダウトの2作目が発売された。メンバーはアレックス・マクガイア(Key,p,Org)、マーティン・ダーヴィル(g)、トニー・ビアンコ(Ds)。何とベースレスである。来日までしてしまった前作と同様、ファズを掛けたオルガン、パワフルなジャズ・ドラム、チェット・アトキンス・ライクなギターが、三位一体となって渾然と迫ってくる。今回はモロに「ジャズ」な曲もあり、曲のバラエティーでも勝負をしているようだ。サックスが欲しい曲などもあるが、これなんか存命だったら、エルトン・ディーンがゲストだったんだろうなぁ・・・。このペースで続けてくれれば、先々割りと楽しみなユニットになりそう。

ブレインヴィル「チルドレンズ・クルセイド」


98年作。NYの前衛レーベル、シミー・ディスクの総帥クレイマーによって主催された、「カンタベリー派のスーパー・バンド」。メンバーはデヴィッド・アレン(g,Vo、元ゴング)、ヒュー・ホッパー(b、元ソフトマシーン)、ピップ・パイル(Ds,元ハットフィールド・アンド・ザ・ノース)、クレイマー(Key,Synth)。それぞれ、当時自分のバンドも持っている面々が集まったので演奏も超豪華、歌詞面ではアレンとクレイマーの個性が拮抗して、アブストラクトでポップな音世界が繰り広げられている。
まぁ、スーパー・バンドが長持ちしないのは世の習い、まずはクレイマーが抜けた3人組でライブ盤「Live In The UK(99年)」「Brainvill At The Knitting(98年)」をリリース、その後ドラマーがクリス・カトラー(元ヘンリー・カウ)に交替、2005~2008年のライブ・テイクを集めたコンピレーション「Trial By Headline(08年)」を発表している。当然この頃のバンドはアレン色が強く、殆ど第2ゴング。ホッパーとパイルがその後故人になってしまった事もあり、ブレインヴィルとしての活動は失われてしまったのでありました。

クリストファー・リー「シャルルマーニュ」


10年作。そう、あの俳優の「クリストファー・リー」なのである。御年90歳。しかも歌ってます。内容は、西ローマ皇帝のシャルルマーニュ(カール大帝)の伝説を元にしたシンフォニック・メタル風のコンセプト・アルバム。カイリー・ミノーグの仕事で知られたアレンジャー、マルコ・サビューが仕掛人らしい。リーには「ドラキュラ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のナレーションや朗読CD、また「ファン感謝デー」みたいので「マイウェイ」とか歌ってるCDとかも存在するが、シンフォニック・ロックのアルバムのリード・ヴォーカルと云うのは珍しい。最も、映画「ウィッカーマン」とかを観た人とかはお判りだと思うが、リーは美声だと思うが、決して歌手ではないのでごにょごにょ(;_;)。まぁ、多分作った奴もファンだと思うので、生暖かい目で見守るのが正しい評価でしょう。因みにファンの人はミュージカル「王様と私」の1994年ロンドン・キャストのCD、リーが王様演ってて、全編歌ってますよ。

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