マザー・マラーズ・ポータブル・マスターピース・カンパニー「1970-1973」|残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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マザー・マラーズ・ポータブル・マスターピース・カンパニー「1970-1973」



70~73年作。ムーグ・シンセサイザーの開発に従事、ジョン・ケージのエンジニア等を経て新時代の「楽器」による音楽を創造しようとした、デヴィッド・ボーデン(Key,Synth)のユニットのコンピレーションが初CD化。①富田勲、ウエンディ・カーロスらの演奏したオーケストラの電子化②ロック・バンドの中でのテルミンの様な「異物」としての飛び道具的な使用法、この二つのムーグの使用法を最初から封印し、ムーグでしか不可能な音楽を作ろうとしたこのユニット、敢えて云うなら米国人だが、後年のドイツ勢、ポポル・ブー、タンジェリン・ドリームの質感に近い。同じ課題を模索して同じ地点に辿り着いたのだろうか。未だテクノ的なポリリズム、フュージョン的な予定調和の地点までは行かず、メロディ・ラインの呪縛が残っているのが時代と考え合わせると興味深い。時代に現れた新しいガジェットを、どう使いこなしていくかの暗中模索の時期に現れた屹立としたアルバムです。
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