13年作。つい先日クラブ・チッタにも来日した、80年代クリムゾン・メンバーによるオフィシャル・トリビュート・バンド。エイドリアン・ブリュー(Vo,G)、トニー・レヴィン(b)、パット・マステロット(ds)参加。昨年夏にドリーム・シアターのサポーティング・アクトとして出演した時の3公演から抜粋して収録。『ブルーム』で幕を開け、『レッド』『エレファント・トーク』『インディシプリン』等、当然各メンバーの在籍時から予測される曲構成になっている。「旧曲をライブで演奏しない」から本当の意味でプログレッシブなバンドはクリムゾンだけ、と云うのはよく言われていたが、昔のクリムゾンの曲もライブで聴きたい、と云うファンの欲求も当然ある訳で、そこを上手く突いて好評を得たのが70年代クリムゾン・バンドの「21ST・センチュリー・シゾイド・バンド」だった。このクリムゾン・プロジェクトも、フリップ以外のオリジナル・メンバーが始めた所までコンセプトは全く一緒だが、後は80年代以降のアルバムが好きかどうかで評価が別れるだろうね。日本公演も来月(13年4月)発売されるらしい。
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