残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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EL&P「メリーウェザー・ポスト・パヴィリオン ,96(DL販売)」


13年作。DL販売シリーズ5作目。1枚もので、再結成EL&Pの二度目のワールド・ツアー時のライブ。時代もあってか、サウンドボード音源でこのシリーズ中では一番音質が良い。新譜も出さずに何故か行ったツアーだが、ショウとしては演奏もこなれまくっており、申し分無い。レイクのヴォーカルも同時期の『ライブ・イン・ポーランド』よりは良く出ている。エマーソンは右手を負傷し、かなりヤバ目の瞬間もあるが、機材の発達もあってかなり頑張っている感じ。この時代のライブは希少価値があまり無い事もあり、ファンからはイマイチ人気が無いが、お金を取れるロックのライブ・ショウとしては完成されており、逆にどれを聴いても退屈しないかも。このシリーズ、まだ出すつもりなのかな。
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EL&P「マジソン・スクエア・ガーデン セカンド・ナイト,77(DL販売)」


13年作。Woohoo!Live社のダウンロード販売版EL&Pライブの4作目。2枚組。オーディエンス録音で、音質はジャンプ賞の下。所謂オーケストラ帯同ツアーの音源で、その意味では公式盤(?)では初発売。大赤字をこいてEL&P解散の原因となった問題のツアーだが、はっきり言うとバンドの魅力がオーケストラによって半減している。たった3人でオーケストラ並みの感動を与える、のが本来のEL&Pのコンセプトだった訳で、この辺、あんま結果を考えずに「やっちゃった」のではないか。「自作のピアノ・コンチェルトを披露して評価を得たいエマーソン」「ストリングスをバックに大物歌手の様に歌いたいレイク」と、元々の発想が演奏者のエゴでユーザーの方を向いていない。同時期のライブで言うと3人だけの『ワークス・ライブ』の方がかなりましである。マニア向け。

アルティ・エ・メスティエリ「ライブ CD+DVD」


13年作。こちらもCDとDVDの2枚組だが、それぞれ内容が違う。まずCDの方は一昨年の川崎クラブ・チッタで行われた、イタリアン・プログ・フェスに出演時のもの。フリオ・キリコ(Ds)、ジジ・ベネゴッティ(g)、ペッペ・クロヴェッラ(Key,Org)と全盛期のメンバーが顔を揃えており、演奏内容が悪いはずは無い。『重力9.11』『ストリップス』『明日へのワルツ』等、代表曲を揃えほぼベスト的な内容。(似た様な曲も多いが)。ベネゴッティが日本語でかなり長文の震災を受けた日本人へのメッセージを読み上げる場面もあり、この辺りはなかなか感動的。DVDは打って変わってイタリア本国でのプログ・フェスのものだが、客演にメル・コリンズ(Sax)、デヴィッド・クロス(Key,Violin)のクリムゾン勢と云う豪華版。こっちもCDで付けて欲しかった。併せてたっぷり2時間、イタリア好きなら買って損はありまへん。

ロカンダ・デッレ・ファーテ「ブルーム・ライブ」


13年作。再々結成版ロカンダの、公式ライブ盤が発売。CDとDVDの2枚組。変な横長ジャケットで、盤面がとても取り出しにくい。DVDはPALでなくて、NTSCで一安心。2010/11月のイタリア本国のライブ・ハウスでの録音だが、オーディエンス録音じゃねぇかって位、音質は良くない。過去に出た70年代のラジオ音源のライブ盤もそうだが、どうもロカンダ、音の良いライブとあまり縁がない。それでもファースト・アルバム『妖精』の曲が中心となっており、人気曲『ひとときの静寂』のライブ・バージョンは公式ではお初。他のヴォーカル曲も、スタジオ盤のイメージ通りの演奏と展開で、安心して聴ける。ただ、実質アルバム2枚分しか持ち曲が無いバンドなので、今後どう展開させて行くか、は課題でしょうね。

イエス「オリジナル・アルバム・シリーズ」


13年発売。廉価版ボックス・シリーズでイエス、2度目の登場。『究極』『トーマト』『ドラマ』『ロンリー・ハート』『ビッグ・ジェネレーター』と70年代後半から84年までの「変革し続けるイエス」の時期、と割と面白い時代を集めている。ウェイクマン再加入で、演奏的には第2の絶頂期の『究極』、コンパクトな佳作の多い『トーマト』、バグルスと合体し、テクノ・プログレみたいな不思議な音像の『ドラマ』、トレヴァー・ラビン加入で、ハード・エッジ風味で売れに売れた『ロンリー・ハート』、前作の発展形で、アトランティック時代最後の傑作『ビッグ・ジェネレーター』。旧世代が目まぐるしく変革を迫られた、80年代の雰囲気がビンビンに伝わって来る。リック・ウェイクマンの『メイビー・,80』もついでに聞こう。ヴィレッジ・ピープルの『レディ・フォー・80,s』でも可。

エイジア「アストラ」


85年作。何故か今月(13年4月)SHM-CDにてこれだけ再発。言わずと知れたスティーブ・ハウ脱退後、マンディ・メイヤー(g)が加入して作られた3作目。同傾向のアルバムを3枚出しては、メンバー交代で人気が凋落、と云う「エイジア3枚目のジンクス」は、ここから始まった。『ゴー』『ヴォイス・オブ・アメリカ』等、今でもライブで演奏される佳曲も入っているのだが、どうも通して聴いた場合、焦点がぼやけた感じがする。「40~50曲作ってそこから10曲選んだ」とウエットンが発言していたが、それが裏目に出てるのではないか。メイヤーのギターはメタル調と言われていたが、作詞作曲は相変わらずのウエットン+ダウンズなので大きな変化はなく、あくまでもハウの代役。活躍の場を与えられずに終わっちゃった気がします。新ギタリスト、サム・クールソンはメイヤーの轍は踏まず、大いに作品に口出しして欲しいですな。

EL&P「ベスト・オブ・EL&P」


81年作。EL&Pのベスト、出し過ぎ。レコード会社が変わったり、リマスターされたり、SHM-CDになったりする度に出ているので、もう何枚出ているのか覚えていない。代表曲を集めるとちょうどCD2枚組に収まるし、また未発表なんぞは現役時代に『作品第2番』で吐き出し尽くしてしまっているので、どれもこれも似た様な曲順なのも不満度に拍車を掛けている。そう云う時にはコレ、EL&P最初の解散後にアトランティックが出した正規盤、1枚物である。『タルカス』も『展覧会の絵』も、『庶民~』すら入っていないが、『ホウダウン』『ラッキー・マン』など、アナログLPに収める為にあくまで「時間の短い曲」だけが基準となって選ばれているのがポイント。こんなんベストじゃないって?ええい、プログレのベストなんか邪道じゃべらんめぇ。聴きたきゃまずオリジナルを全部聴いてから出直して来やがれ。

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