残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

V.A「フライ・ライク・アン・イーグル~スティーブ・ミラー・バンド・トリビュート」


13年作。クレオパトラ・レーベルの、ビリー・シャーウッド・プロデュースによるプログ・オールスターズ・トリビュートのシリーズ、今回はスティーブ・ミラー・バンド。あまり頻繁に出すので、もう第何弾か覚えていない。前回がスーパートランプだったから、どんどんマニアックな選択になって行くなぁ。次回はナザレスか?メンツはウエットン&ダウンズ、リック・ウェイクマン、トニー・ケイ、ジョー・リン・ターナー・・・とこっちの方が逆にいつもの面々。シャーウッドは珍しく、主にドラムスで参加。故ピーター・バンクスの最後の参加作か、と言われていたが、次項のアルバムと同時制作っぽいので、遺作はこの2作、と云う事になる。内容はミラー・バンドの有名曲をプログレ風にアレンジした、なかなかの好盤。
PR

ザ・リラティブス「トランス・ヨーロッパ・コネクション」


08年作。ジャック・モンク(Vo,b)による、カンタベリー・ジャズ・ロック・ユニットの1作目。当初は06年にジャズ・レーベルからディールを貰ったが、内容がジャズでないと云う事で却下、追加音源を混じえて自主レーベルから発売された。3管のセクステットをバックに、モンクの飄々としたヴォーカルと韜晦的な歌詞が絡む。ロバート・ワイアット辺りが好きな人なら気に入るだろうか。ライナーには初期のフロイドやソフト・マシーンらと若い頃には同期だった思い出が語られ、「何処で差が付いたんだろ~ねハハハ`,、('∀`) '`,、」みたいな事が書いてある。何か『うつうつひでお日記』みたいだ。まぁ、それはそれとしてジャズでもなく、ロックでもない、独特の浮遊感が味わえる作品です。

タンジェリン・ドリーム「ライブ・アット・コベントリー・キャセドラル 1975」


13年発売。1975年、英国コベントリー大聖堂でのライブ。この日のコンサートは、以前にニコのバージョンだけ発売されたので、タンジェリンのパートも出してよ、とこのブログでも書いたら、ゴンゾ・マルチメディア社から発売された。タイミング良いね(^_^;)。CDとDVDの2枚組。ただ、両方共短縮版で27分強と短く、音源も一部スタジオ盤『リコシェ』からのものに差し替えられている。また、DVDの方も、この頃のタンジェリンは現在の見せ場が計算されたライブ・アクトとは異なり、3人が黙々とシーケンサーをいじっているだけなので、見ていてそんなに面白いもんでも無い。結果、場を持たせるために大聖堂の中の彫刻の映像が延々と映され、「演奏シーンがつまらないフロイドのライブ・アット・ポンペイ」みたいな感じ。まぁ、どんな機材を使用していたかが判るのが唯一の収穫ですかね。完全版が聴きたい人は、Oh!Boy社のブートレグを探しましょう。

グラス・ハマー「悲しみの淵に潜む秘密 デラックス・エディション」


13年作。イエスの北米支社、グラス・ハマーの3枚組の超大作。当然ジャケットはロジャー・ディーン。元々は05年作の、オーケストラとコーラス隊を配した2枚組を拡大版にしたもので、最高傑作であるかどうかは好みが別れる所だが、70年代のプログレ2枚組の如き緊密な構成、目まぐるしく転調を重ねる演奏技術など、極めて質の高いプログレのアルバムである事に変わりはない。今回は3枚目に、支社長からイエスの社長に大抜擢された、ジョン・デイヴィソン(Vo)の歌い直した再録音バージョンが付いている。これがもう殆どイエスの新譜^_^;。ギターもスティーブ・ハウっぽいし、ベースのゴリゴリ感はモロにスクワイア、当然キーボードはウェイクマン風で手癖まで完コピしている。林家三平と林家こぶ平みたいなもんである。本体のイエスも新譜が出そうだが、イエス・ファンは繋ぎとしてどうぞ。

エリオット・ランドール「エリオット・ランドールズ・ニューヨーク」


77年作。スティーリー・ダンの名演で知られる、エリオット・ランドール(Vo,g)の、AORアルバムの3作目。ギター・オリエンテッドな演奏で、メロウなシティ・ポップスと云う感じ。トニー・レヴィン(b)参加。まぁ、何でこんなの購入したかと言うと、この人、エイジアの『アリーナ』『アンソロジー』時の6代目(?)ギタリストだから、なのですな。ジョン・ペイン期のエイジアは人脈入り乱れ、コレクター的にパーフェクトに集めようとするとプログレ以外の人脈が多くてかなりキツい^_^;。ヴィニー・バーンズ、ヴィニー・カリウタまで範囲に入れなければならないし、大体ギタリスト辞め過ぎなんだよなぁ。『アリーナ』が一番AORっぽいアルバムになっているのも、この人の参加意義が大きいと思う、って別のアルバムの話になってしまった。まぁ、良いか。

デモニア「ゾンビ/ドーン・オブ・ザ・デッド(新録盤)」


13年作。元々は05年発売のライブDVDのボーナス・ディスクとして付いていた製品だが、リマスターされて、今回単体で再発売された。ゴブリンのクラウディオ・シモネッティ(Key,Synth)のソロ・プロジェクト、デモニアによる、ジョージ・A・ロメロ監督のサントラ「ゾンビ」の再録音盤。とは言っても、元のサントラが「映画音楽」的なBGMが多いので、『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ゾンビ メイン・テーマ』『サラトゾム』の3曲以外は、元BGMのメタル・バリエーション、または新曲で構成されている。ボートラとして『ローラー』『デス・サイトのテーマ』『トッカータとフーガ』のデモニア・バージョン入り。ゴブリン本体と違い、デモニアはややメタル調のアレンジになっているが、ホラー映画のカヴァー・バージョンなんてのは割りと珍しいので、これはこれで面白い。ゴブリン本体が忙しいのだろうけど、そろそろデモニアの新譜も出して欲しいね。

デイブ・シンクレア「ザ・リトル・シング」


13年作。元キャラバン、キャメルのデイブ・シンクレア(Key,Synth,p)は、現在日本の滋賀県マキノ町に在住しており、地元の「酒屋さん(!)」や「温泉旅館(!!)」からのスポンサードで、断続的にソロ・アルバムを発表している。それでもどの作品も美しいメロディーと、本人の人柄が伺える、地味だが優しい音世界が表現されており、プログ・ファンからも評価が高い。今回のアルバムも派手ではないが、タイトル通りこぢんまりと纏めた愛すべき小品。ウラ・チズコによる日本語ヴォーカル曲も4曲収録されており、ご当地ソング『マキノ』の再演が入っているのもご愛嬌。キャラバン時代の同僚、ジミー・ヘイスティングスもフルートで数曲参加。通販オンリーなので、ゴンゾ・マルチメディア社辺りが権利を買って海外販売してくれないかなぁ。

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

最新コメント

バーコード

プロフィール

HN:
ICHI
性別:
非公開
趣味:
プログレ好き
自己紹介:
プログレは楽しい。プログレは、音楽ジャンルではなく、新たな人生の思考法だ(=^・・^=)

ブログ内検索

P R

忍者ツールズプロフィール

忍者ツールズプロフィールは終了しました

最新トラックバック

ブログ内検索

カウンター

忍者アナライズ