残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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森下登喜彦「妖怪幻想~水木しげる」


78年作。当時は漫画の「イメージ・アルバム」が割りと量産されており、アニメ化、実写化はされなくてもLPは出ている、と云うのも多かった。コレが意外とプログ系や後にメジャーになった人が担当しており、ノヴェラの『最終戦争伝説』、松尾清憲の『綿の国星』、難波弘之の『グリーン・レクイエム』等、傑作も多い。楳図かずおやますむらひろしの様に、漫画家本人が歌っててこれがかなり上手い、なんてのもあった。これもニュー・エイジ系で活躍中の森下登喜彦(Key,Synth)が水木しげるの描く「妖怪」を音盤化した異色作。『小豆あらい』『河童』『ぶるぶる』『砂かけ婆』等とても楽しい曲名が並び、全てシンセサイザーで演奏されている。現在と違い、シンセで何が出来るか?をみんな模索していた時代も伺えて、興味深い。Amazonでオーダー・メイドでCD-Rの発注が出来ます。
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ニック・マグナス「インホーリング・グリーン」


99年作。元スティーブ・ハケット・バンドのニック・マグナス(Key,Synth)のワンマン・ソロ・アルバム。キーボーディストのアルバムにありがちな、ニュー・エイジ系の展開もしているが、16分のタイトル組曲もあり、意外とプログレしている。ハケット・バンドのアルバムでは割りと作曲に貢献しているが、アレンジのセンスの良さはこの人の持ち味か。手癖なんかも何処と無くトニー・バンクスに似ているのが何となくおかしい。キーボード・バージョンの『テーマ・ワン』もカヴァーしており、VDGG、オザンナ、コージー・パウエルに続き4度目。この曲、大人気だな。ちゃんと調べたらもう少しありそうな気もするぞ。

V.A「プラン9・フロム・アウタースペース オリジナル・サウンドトラック」


58年作。レインボー祐太・著『とびっきり楽しい脱力ホラー映画の世界』を読んだ。いやぁ、笑った笑った(^_^;)。とことん下らない映画も著者の文才に掛かると大爆笑の紹介になり、まさに平山夢明氏が昔やっていたZ級ビデオの評論の正統な後継者と云う感じがする。感心したのは「天然でつまらない映画」のみを取り上げ、「わざとふざけてつまらなくした映画」を邪道として省いている事。プログレも、「やってる内にプログレになっちゃった音楽」と、「最初からプログレを狙った音楽」だと、面白さに随分差がありますからね。と、強引に繋げた所で、Z級映画のマニアが多い米国だとこんなもんまでサントラ出てます。CDとアナログ盤では曲が異なるので要注意。但し、LPは超レア盤。『地獄の謝肉祭』と『スペース・ゾンビ』のサントラ、随分昔から探しているんだが、そろそろCDで出してくれませんかね。

スティクス「リジェネレーション」


11年作。プログレを含むクラシック・ロック・バンドは、結構セルフ・リメイク盤のベストを出している。ジャーニーも現在のメンバー、アーネル・ピネダ歌唱の再録音ベストを『レヴェレイション』に付けており、プラチナ・ディスクを獲得したのもこの「オマケ」が大きかったのではないか。多くはレーベル移籍によるお家の事情によるものだが、現メンバーによる過去曲の再解釈、また現在の録音機材による音質向上など、メリットが幾つか無い訳でもない。このスティクスの新録ベスト盤も、現リーダーのトミー・ショウの楽曲を中心に、割りとハード・エッジ風に纏めあげている。デニス・デ・ヤングの楽曲がほぼオミットされているのは、事情は判るが少し残念。しかしこのCD、2枚組だが詰めれば1枚ものに収まらないか?『ブルー・カラード・マン』は割りとカラオケにあるよ(^_^;)。

エイジア「アルファ・ワーキング・テープス」


13年作。再びブートレグですが、ご勘弁を。恐らくエイジア関連のスタジオ音源の流出は、史上初の筈。83年作『アルファ』のデモ音源、24ビットリマスターで登場。曲順は全然違うが、ほぼ全曲出来上がっており、『偽りの微笑み』がちょっと長いとか、『デイライト』がアルバムに収録予定曲だったとか、毎回カール・パーマーのカウントから始まるとか、まぁファンなら色んな楽しみ方が出来ると思います。時々ウエットンの歌唱が「♫フ~フフ~ンフ~♫」となるのは、歌詞が出来てないんじゃなくて忘れたんでしょうね。この人、クリムゾンのライブでも時々やってたし。出来れば40周年記念には、この辺のセッションを収録したボックス・セットでも出して欲しいっすねぇ。

イッツ・ア・ビューティフル・デイ「ビヨンド・ドリームス」


13年作。伝説の米サイケデリック・フォーク・バンド、何と40年振りの再結成スタジオ盤。過去作はかつて国内でCD化されたが、全て極めつけのレア盤になっている。女性のリード・ヴォーカルにヴァイオリン、男性コーラスが絡み、プログ・ファンには「上品なカーブド・エアー」とでも言えば通じるだろうか。過去曲の再演を中心に演奏されており、アメリカン・トラッド調のしっとりとした名曲も多く、素直に良いバンドだと思う。このまま再結成ライブでも演ってくれるのか、それともこのまま伝説に戻ってしまうのか、今後の活動に期待であります(^_^;)。

デイズ・ビトウィーン・ステーションズ「イン・エクストレミス」


13年作。ビリー・シャーウッド人脈の、オスカー・フェントス・ビルズ(Key,p,Synth)とセパン・サムザディ(g)による、ハード・プログレ・ユニットの2作目。しかしゲストが凄く、ピーター・バンクス、トニー・レヴィン、リック・ウエイクマン、ビリー・シャーウッド・・と、恐らく面子から考えると前項のスティーブ・ミラー・バンドのトリビュート盤との同時製作。バンクスのギターを生かした22分の大作もあり、全て70年代プログにリスペクトを捧げた好内容となっている。シャーウッドは再びドラムスで参加。ウエイクマンにはムーグ・ソロを任せるなど、全体的にゲスト陣の適材適所が光り、はっきり言ってシャーウッド本人のソロ・アルバムよりも良い感じ。この調子で人脈を生かし、新人のサポートに回ってくれないかなぁ。

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