残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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V.A「クライム・シンフォニア」


13年発売。フェードアウトしてしまったNEXUSレーベルから数年後、90年代にキング・レコードが立ち上げた第2の和製プログレ・レーベルがこのCRiME。ややメジャーなメタル寄りのバンドも多数いたが、当時の実力派のプログレ・バンドを紹介した功績はやはり大きい。シンフォニック・メタルのヴィエナ、ジャズ・ロック・インスト系で現在も活躍中のアウター・リミッツ、大槻ケンヂ的和製ゴシック的世界観からどんどん変化していったページェント、派生バンドのMr.シリウス、アストリアスや夢幻等、当時の和製プログレ界の俯瞰図の様相すら呈している。これが売れたら、幾つかのバンドはKENSOの様にリマスター版の「全集」でも出してくれませんかね。
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V.A「ネクサス・ショウ Act.2」


13年発売。第2巻はKENSO、アイン・ソフ、美狂乱、Dada、ヘビーメタル・アーミー等、幅広いバンドの代表曲を網羅。ノヴェラ系以外の残りのバンドを全部ぶち込んだ、と云う気もするが(^_^;)。正統派プログレのKENSO、カンタベリー・ミュージックの影響が色濃いアイン・ソフ、和製クリムゾン(『太陽と戦慄』期)の美狂乱、ニューエイジ・ミュージックの先駆者的なDada(前身バンドのKennedyの未発表曲入り)、殆どラッシュかドリーム・シアターのヘビーメタル・アーミー等、紹介バンドがバラエティに富んでおり、こちらの方が聴いてて面白いかも。一癖も二癖もあるメンツなので、メジャー・フィールドでのアルバム発売は色々な問題があったらしいが、80年代に「和製プログレ」の世界を紹介した功績は大きいと思う。

V.A「ネクサス・ショウ Act.1」


13年発売。80年代のキング・レコードの和製プログレ・レーベル、NEXUSの名盤再発に併せ、サンプラーと言うかベスト盤が発売された。まず第1巻はノヴェラ、メンバーの平山照継、五十嵐久勝のソロ、派生バンドで現在も活躍中のジェラルド、スターレス等、ヴィジュアル系、ややハード・ロック系のバンドの代表曲を網羅。そういやアニメにもなった少女マンガ、故・多田かおる作の『愛してナイト』のモデルがノヴェラだったんだよなぁ。時代を感じるなぁ。当時はプログレの枠で一括りにされたが、これ、いま聴くと「シンフォニック・メタル」だよね。この30年でジャンルの括りがどう変遷したか、色々考えさせられる1作。

サーカ「アンド・ソー・オン&オーバーフロー」


11年作。何かビリー・シャーウッドばかり紹介してる気がするぞ(^_^;)。クレオパトラ・レーベルからサーカのサード・アルバムも再発。これで通販オンリーだったサーカのアルバムはライブ盤を含む4枚、全てCDショップで購入可能となった。しかもITunesオンリーだった未CD化アルバム『オーバーフロー』もオマケに付けての2枚組。内容はいつも通り、90125イエスの影響の強いハード・プログレだが、メンバーはビリー・シャーウッド(Vo,g,b,ds)とトニー・ケイ(Key)の二人だけとなり、裏イエス・オールスターズが売りだったファーストと異なり、完全にユニットと化している。今後のサーカのアルバムも、クレオパトラから出すのかね?

ヴィジターズ「ヴィジターズ」


74年作。後のゴングのメンバー等、当時の仏プログレ界の技巧派による覆面ユニット。重厚なキーボードの奏でるミサ曲の変奏から、「ムー」的なUFOと宇宙人世界のコンセプト曲が展開される。『フラットウッズ・モンスター』なんかの曲もあり、同じスペース・ロックでもホークウインドなんかの歌詞は割りと正統なSFっぽいのだが、こっちは矢追純一、中岡俊哉的な怪し気な雰囲気が実に宜しい。因みに個人的にはUFO本のベスト3は、稲生平太郎の『何かが空を飛んでいる』、ジョン・キールの『プロフェシー』、ユングの遺作の『空飛ぶ円盤』。下手なホラーなんかより数倍怖い、摩訶不思議な世界が開けて来るよ(^_^;)。

ザ・プログ・コレクティブ「エピローグ」


13年作。ビリー・シャーウッド・プロデュースのプログレ・オールスターズによるハード・プログレ・ユニットの2nd。嫌味ではなく、このハイペ-スの創作意欲には頭が下がる。メンバーはもういつも通りなので書かないし、書いてたら10行位平気で埋まってしまう。これにも故ピーター・バンクスの演奏が収められており、前述のスティーブ・ミラー・バンド・トリビュートとかと3枚同時進行の製作か?スティーブ・ウイルソンと共に新旧プログレ・バンドのメンバーに顔が利き、或る意味プログレ業界の次世代への牽引役となって行く気がする。後は楽曲が多作過ぎて「どれも同じ」な欠点を直してくれればねぇ。プログレ界の「フィル・ラモーン」と呼んであげても良いのに。

V.A「スタンディング・ストーンズ」


86年発表。実は私はリック・ウェイクマンのCDのコレクターをしている。80年代に、ウインダムヒル・レーベルの当時のカタログに『カントリー・エアーズ』と共にこの作品が載っていたが、海外のプログ・マニアのサイトにも掲載されておらず、その後レーベルが倒産した事もあって未発表アルバムかな?とずっと思っていた。ところがひょんな事から新品をオークションで入手、(トム・ニューマンの作品のコレクターの出品)早速聴いて見たが・・・何のこたぁない、『カントリー~』の既発曲を含むウインダムヒルの「サンプラー」だった。まぁ、長い人生、こう云う事もある。昔『NewYork Stories』と云うCDにエマーソンの曲が、と聞きつけ購入して見たが、これも今は無きコード・レーベルのサンプラーで、入ってたのは『インフェルノ』(^_^;)。確かにあの映画、途中から舞台はニューヨークだが・・・。

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